働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3534 開催期間 2019年03月08日- 03月15日
地震や台風、火事などの災害を子ども時代に経験したことのある人、あるいは身近にいる人は多いと思います。おとなでもトラウマになる人がたくさんいますから、まして子どもにとっては被災体験が人生にいろいろな影響を与えると思います。2011年3月11日に起きた東日本大震災から8年、被災体験と子どもについて考えてみたいと思います。 私は震災後、「東日本大震災こども未来基金」というNPOを立ち上げ、震災で親をなくした子どもたちを支援してきました。佐々木かをりさんにも理事として協力をしていただいています。このNPOが「テイラー・アンダーソン記念基金」というNPOと共催で、「東日本大震災から8年、子どもたちは今」というシンポジウムを3月16日に開きます。その準備として、被災地で子どもたちをケアしている団体などから話を聞いています。元気な子どもたちがいる一方で、震災に起因するさまざまな障害や問題を抱えている子どもたちもいます。 たとえば、亡くなった子どもの衣類やランドセルなどの遺品を親が大事にするあまり、その子の弟や妹が親からかわいがられていないと悩む。両親のどちらかをなくした家庭では、再婚した新しい親との関係がうまくいかなくなったり、生まれてきた弟や妹に親の愛情を奪われたと感じたりして、自分の居場所がないと感じる。震災復興が一段落したことで仕事が減り、そのストレスで家庭内での暴力が起き、子どもの不安が増す。こうした家庭での環境が子どもたちの不登校や非行などの問題行動につながっている、という声を聞きます。 もちろん、こうした出来事は被災地にかぎったことではありませんが、被災した人々の数が多いだけに、震災起因とみられる子どもたちの問題行動の数も多く見えるのかもしれません。さまざまな災害に遭遇した子どもたち(かつて子どもだった人たちも含め)に話すことがあったら、私たちはどんなふうに接し、どんな言葉を発したらよいのでしょうか。まず、そんなところから議論を進めたいと思います。子どもの時の被災体験、ありますか? あなた自身の体験や、ご意見をお寄せください。★高成田議長の過去の円卓会議より・移民の受け入れは、賛成ですか?・東北産の農林水産物。食べていますか?・東日本大震災から4年。風化したのでしょうか?(2015年3月)
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