働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3535 開催期間 2019年03月15日- 03月22日
皆さん、こんにちは。日本経済新聞編集委員の関口です。今週一週間どうぞよろしくお願いします。今回のテーマは「GAFA(ガーファ)」と個人情報です。 GAFAは皆さんもご存じの通り、米国のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムのIT大手4社の頭文字を表した言葉です。いわゆる個人情報を武器に成長した「プラットフォーマー」と呼ばれる企業です。米国ではそれにマイクロソフトも加わります。 問題はこうしたGAFAが多くの個人情報を集め、それを勝手に流用しているのではないかという疑義です。実際、昨年にはフェイスブックから8700万人もの個人情報が抜き出され、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が議会証言にも呼び出されたりしました。 なぜならばGAFAは様々な情報サービスをユーザーに無償で提供する代わりに個人の購買履歴などの情報を第3者の企業に提供して収益を得ているからです。アプリをダウンロードした際に様々な規約に合意させられることは皆さんすでに経験されていると思います。 こうしたGAFAによる個人情報の扱いについて特に懸念を持っているのが欧州連合(EU)です。欧州委員会は昨年5月に「一般データ保護規則(GDPR)」という新たな法律を設け、EU域内での個人情報やデータの保護を厳しく取り締まろうとしています。グーグルがEUから多額の制裁金を課されたのもそのためです。 日本でもこうしたGAFAの動きに対し公正取引委員会が監視の目を光らせようとしています。しかしユーザーの立場からいえば個人情報を提供したおかげで様々なサービスやレコメンデーションを受けられているわけですので、なかなか悩ましいところがあります。 そこで今回の質問ですが、皆さんはこうしたGAFAの個人情報収集が気になっていますか。その理由や疑問点などを添えてお答えいただければ幸いです。今週も一週間、皆さんと議論できることを楽しみにしております。★関口議長の過去の円卓会議より・スマートスピーカー。欲しいですか?・フィンテックって知ってますか?・アップルは端末ロックを外し、FBI捜査に協力したほうがいい?
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