働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3535 開催期間 2019年03月15日- 03月22日
皆さん、こんにちは。日経の関口です。本日もたくさんのご意見をありがとうございました。「GAFAの個人情報収集が気になる」という方が依然、85%くらいを占めていますね。 前回、「GAFAのサービスを安心して使うにはどんなことが必要ですか」とお聞きしたところ、たくさんのアイディアをお寄せいただきました。地球交響曲さんからは「利用している企業の一覧が閲覧できるといい」というご意見をいただきました。また、やっちゃん24さんからは「個人情報の第三者提供は直接提供した会社のみ利用できるようにしてほしい」という要望をいただきました。私もまったくその通りだと思います。 一方で「おやっ」と思ったのは、無償で有益なサービスを使っている以上、「ある程度の個人情報提供は仕方がない」「情報提供がいやなら使わなければいい」といったご意見があったことです。実は私も個人情報提供がいやでGmailやGoogle Calendarはサービス開始当初は使いませんでした。しかし途中から使い始めてみて「もっと早く使えばよかった」とちょっと後悔したことを記憶しています。このあたりは個人の価値観によるかもしれませんね。 実は皆さんのようなご意見を踏まえ、日本政府もその枠組み作りに動き出しました。2016年末に成立した「官民データ活用推進基本法」がそのひとつです。日本では「住民基本台帳カードシステム」を導入した際に国民の個人情報を保護するため「個人情報保護法」を制定しましたが、それがデータの流通を阻害するようになってしまいました。その後、ビッグデータ分析や人工知能(AI)の活用が重視されるようになったため、前回の反省を踏まえ、政府や民間企業が持つデータを有効活用できるようにしようというのがこの法律です。 その中で登場した新しいコンセプトが「情報銀行」という仕組みです。皆さんがお金を銀行に預けるのと同じように、自分の情報を預けた情報銀行が責任をもって皆さんの情報やその提供先を管理し、必要があれば利用情報を開示してくれるというものです。政府としては、こうした仕組みを作ることでGAFAにもそれに従ってほしいと思っているようですが、相手が外国企業ですので、先方がすんなり応じてくれるかどうかは今後の政府間交渉などにゆだねられるかもしれません。 そこで本日の質問です。皆さんはGAFAの情報支配は今後どうなると思いますか。続くのか、それとも続かないのか。そう考える理由を添え、個人情報収集が気になる(YES)、気にならない(NO)の投票と合わせてお答え下さい。私から皆さんへの問いかけは今回が最後になりますので、ぜひ思い残しのないよう積極的にご意見をいただければ幸いです。★関口議長の過去の円卓会議より・スマートスピーカー。欲しいですか?・フィンテックって知ってますか?・アップルは端末ロックを外し、FBI捜査に協力したほうがいい?
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