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会議番号:3560 開催期間 2019年09月06日- 09月13日
隣り合っているからこそ、トラブルが起こるし、感情的にもなる。相手を罵倒して問題が解決するわけではありません。隣国問題は、政治リーダーが本気になって「歩みよる」ことを考えない限り、好転しません。 本の虫さんは「日本政府はこの問題は解決済みとしきりに言いますが相手が納得していないので、その説明を繰り返すことは意味がない」と指摘しました。日本では「納得しない相手が悪い」という雰囲気ですが、これでは子どもの喧嘩です。「相手の言い分をきちんと聞く」というのが大人の態度でしょう。そのためには紛争のタネになっている事柄について事実を確認することが第一歩です。 ニライカナイさんは「徴用工問題にしても慰安婦問題にしても歴史的な事実を日本が認め、謝罪や補償をすることが必要であると私は常々思っています」と言います。こうした発言をするだけで「反日」と非難されかねないのが今の状況です。自分と違う意見は聞きたくもない、という子どもじみた態度にひるむことなく、冷静な議論をすることが問われているのではないでしょうか。 Diamondbarさんがいうように「一方的に『あいつ嫌い。一切かかわるな』と言われているようでいい気分はしません」というのが多くの人の気持ちを代弁しているように思います。では、韓国側はどう受け止めているのか。「日本は都合の悪いことは一切認めず、歴史への反省がない」というのが大多数の声でしょう。 河野外相が韓国大使を呼びつけ「韓国側の言っていることは受け入れられない。無礼である」と発言したことに、あの河野さんまで、と失望の声が上がっていました。 激しい言葉を投げ合うのは、政治家にとっては点数稼ぎ、テレビは視聴率稼ぎかもしれません。だからこそ常識ある市民の出番がここにあると思います。 発端になった徴用工問題でも、日本政府は「政府間ですでに最終的に決着している」と一切取り合わない方針で、「一切の責任は韓国にある」と繰り返しています。しかし日本の国会では「日韓両国が国家として持っている外交保護権を相互に放棄したもので、いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではござません」と柳井俊二外務省条約局長は1991年に答弁しています。 政府間で解決しても、国内問題として残っているから韓国にある日本企業が訴訟の対象になった。徴用工を巡る歴史認識ともからみ、双方に言い分のある課題です。 フランスとドイツが歴史的な諍いを反省して欧州連合へと踏み出したように、日本も厄介な問題を乗り越えることで、近隣との新たな関係が生まれるのではないでしょうか。 真打ちさんは、「掘らず・広げず・相手を卑下する事もなく、本質を見る努力」が大事だと指摘しました。政治指導者にその意思があるのか。スケールの大きな政治家を生み出すことができるか。有権者の成熟度が問われるのはこうした局面でしょう。 冷え切った日韓の関係を改善するため、政治家に何を期待するか、あなたのできることは何か。「日韓摩擦、あなたは心がけていることありますか」への投票と併せ、あなたの考えを投稿してください。★山田議長の過去の円卓会議より・政治への無関心。蔓延していると思いますか?・香港の抗議活動、注視していますか?・「消費税増税10月から」。支持しますか?★関連テーマの円卓会議・悪化する日韓関係、出口は見えますか?
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