イー・ウーマン（ewoman）

テレビ電話やSNS等のやり取り（le petit prince・千葉県・28）

私は、月に１回か２回、実家の両親とテレビ電話をし近況を話したりします。今、実家に帰る事が出来ないのですが、声や元気そうな姿を見るだけでも安心します。また、友達や仲良い職場の方数人と毎日、SNSでやり取りをしています。なるべく会話が暗くならないようにし今日何があったか、以前行った旅先の写真やエピソード等を話しています。在宅で１人のことが多いですが、やりとりをする事で１人ではない事を再確認し気持ちが楽になります。

信頼できる人と（nch・神奈川県・58）

私が勤務している会社は、総勢13名ほどの小さな会社です。在宅勤務か出社するかを1週間ごとに予定提出し自己管理です。業務によって在宅が難しいなど人それぞれのはずですが、中には「在宅って結局さぼってるよね」という陰口もあります。なぜ在宅勤務かを忘れてしまっている方々がいらっしゃる有様。慣れない頃はもやもやしていましたが、感染拡大防止こそがと肝に銘じて、心が折れそうになっても信頼する夫といろんな話をして紛らわしています。

更年期症状が加速？（たろうのしっぽ・東京都・48）

年齢的に更年期症状が出ても不思議ではないのですが、それまで順調だった生理が急に止まってしまったり、身体がほてったり、これまでとは明らかに違う太り方をしたり、体調が急減に変化しました。もともと、社交的で人と接することやお出かけが好きな私にとって、このコロナ禍での新しい生活様式は、自分が思っている以上にストレスになっているような気がします。

在宅勤務中心で出張がなく楽です（黒船・神奈川県・53）

普段は出張で1年の1/4程留守にしていますが、今は週1〜2回の出勤以外は在学勤務。出勤時と同じ時間に起きてお弁当を作って仕事をしています。平日でも疲れたら昼寝も出来、ストレスフリーです。視力が落ちたのと歩数が少ないのが気がかりですが、ほぼ毎早朝オンラインヨガをして体調も悪くないです。休日に外へ遊びに行くこともなく、夫婦でベランダ菜園を楽しんだり、時間のかかる料理やお菓子作りなどをしています。旅行は懐かしいけど､出張の負荷がない分、楽ですね。

ランチ仲間とオンライン飲み会（おがわ・東京都・57）

4～6月の在宅勤務を経て、今は通勤再開しています。在宅勤務前は、異なる部署の仲間とお弁当を食べながら過ごすお昼休みが会社での息抜きと情報交換の場になっていたため、在宅勤務となった当初はそれがなくなりストレスが溜まっていたと思います。そんな中、いつもまとめ役となっているメンバーの提案でオンライン飲み会が週1～2回開催されるようになり、就業時間後の30分程度の時間でしたが、気持ちがかなり楽になりました。

雑談タイム（DiamondBar・東京都・51）

会社では7割テレワークという状態が続いており、週に１、２回それぞれ会社に行くという感じです。コロナ前までは部署内で週一回の定例会議をしてましたが、テレワーク開始後は、毎日30分から1時間の連絡会をしています。業務連絡だけではなく、雑談タイムを作り、仕事に関係ない話をして、表情や声のトーン、話題への反応などに変化がないかをお互いにウォッチしています。仕事やコロナへの愚痴を言い合うことでストレスを緩和でき、チームのつながりを感じられているように思います。

テーマ決めて飲み会（unagi・東京都・59）

友達とのオンライン飲み会が月に数回あり、それが大きなストレス解消になっています。ただの情報交換だけではつまらなくなってきたので、最近は課題図書を決めて感想を述べあったり、お互いのおつまみのレシピを教え合うなど、「この状況をいかに楽しむか」にエネルギーを注いでいます。自営業で先行きは不安ですし、半ば開き直りのような心境ですが、なんとか元気を保ちたいと思います。

今回は、コロナ疲れに対して、家庭や職場で行っている対処法について投稿をいただきました。
 
実家の両親とのテレビ電話や友人などと毎日SNSでやり取り（le petit priceさん）、夫といろんな話（nchさん）、職場のオンライン連絡会で雑談タイム（DiamondBarさん）オンライン飲み会（おがわさん、unagiさん）など、オンラインでの人とのコミュニケーションにより、1人でないことを再確認（le petit princeさん）したり、チームとのつながりを感じたり（DiamondBarさん）して、気持ちが楽になったり（le petit princeさん、おがわさん）、気を紛らわしたり（nchさん）することができている方が多いようです。人と直接接することが難しいコロナ禍においては、こうしたオンラインでのつながりが、特にメンタル面における安定をもたらす新たなソーシャルグルーミング的な役割を果たしているのかもしれません。
 
たろうのしっぽさんからは、「生理が急に止まってしまったり、身体がほてったり、これまでとは明らかに違う太り方をしたり、体調が急激に変化」し、更年期症状が加速したのではないか、との投稿をいただきました。更年期症状は、卵巣機能の低下に伴う症状で、それが生活に支障をきたすようになると更年期障害と呼ばれます。更年期障害は、「卵巣機能の低下」に加え、「精神心理的因子」や「環境因子」が複雑に絡み合って発生すると考えられていますので、コロナ禍は更年期障害が悪化しやすい状況にあるとも言えます。症状が強くなる場合は、ホルモン補充療法や漢方薬などの治療もありますので、婦人科でご相談されることをお勧めします。
 
在宅勤務中心となっている黒船さんからは、「視力が落ちたのと歩数が少ないのが気がかり」との投稿をいただきました。パソコンでの作業が多くなったためか視力低下を実感するという声も最近よくうかがいます。視力低下や体重増加などはご自身でも実感・確認することができますが、身体の変化には、実際に症状が現れるまで時間を要することもありますので注意が必要です。活動量の低下に伴い、生活習慣病の原因ともなるコレステロール値や血糖値の上昇などが心配されますが、感染リスクを心配して病院受診・健康診断の受診を控える傾向もみられています。
 
そこで、今回は、自覚のある体調の変化だけでなく、健康診断の結果などからわかった身体の変化があれば、教えてください。また、体調変化や心身の状態の変化に対して、コロナ禍における病院の受診状況も教えてください。コロナにより会社の健康診断が延期になっているケースや、感染を恐れるあまり保護者が子どもの予防接種の受診をためらってしまうケースもあり、病気の予防・早期発見・早期治療への影響も懸念されます。コロナが及ぼす健康管理への影響があれば、教えてください。


★鈴木美香議長の過去の円卓会議より
・気象の変化。体調に影響ありますか？
・相談できる婦人科医、いますか？
・更年期について、学んでいますか？

• 2020.08.26
• 鈴木美香 医学博士　産婦人科医