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会議番号:3606 開催期間 2020年08月21日- 08月28日
コロナ疲れにより、67%の方が体調変化を感じているという結果になりました。 これまで、皆さんが実感している体調の変化、また、その対策などを教えていただきましたが、今回は、「健康診断などからわかった変化」や「病院の受診状況」などについてお伺いしました。 「感染も怖いし、先方(医療機関)も大変だろうし、とためらう気持ち(Jerrybさん)」のためか、「健康診断を延期・持病の投薬も勝手に止めている(うさぎとねこさん)」「内科や消化器内科に近づくのが怖くてまだ行くことができない(ゆりえってぃさん)」など、受診を控えているという方もいらっしゃるようです。 一方で、「感染リスクよりも通院を選択(パフィンドーナツさん)」し通院を継続している方、「歯医者で定期健診(ぺりさん)」「自治体のがん検診(Jerrybさん)」「人間ドック(ナカサワさん)」など定期的な健康管理を行っている方もおりました。そして、実際に受診してみて、医療機関が行っている対策により「比較的安心して通うことができた(ゆりえってぃさん)」、「いろいろ見つかったので行ってよかった(Jerrybさん)」「歯のクリーニングをして気分が明るくなった(ぺりさん)」などの感想を持たれたようです。 コロナ禍における受診控えは、日本だけでなく海外でも、様々な調査で統計的にその傾向がみられています。また、日本対がん協会が全国の各支部に実施したアンケート調査においては、今年度のがん検診受診率が例年に比べ3割以上減少すると予想する支部が2/3にのぼるということ(対がん協会報 第690号)で、病気の早期発見・早期治療にも影響を及ぼす恐れがあります。 また、コロナ疲れやストレスによる影響のためか、帯状疱疹の患者さんも例年より増えているようです。子どもの頃、水ぼうそうに罹った方も多いかと存じますが、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでおり、加齢や疲労、ストレスなどにより免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動をはじめ帯状疱疹(神経の走行に沿って帯状に痛みや発疹がでる)として発症します。現在は50歳以上の方を対象としたワクチンがあり、ワクチン接種により予防、また発症したとしても軽症ですむなどの効果が期待できますので、心配な方はかかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。 コロナの先行きがなかなか見えず、不安を抱えながらの生活となっていますが、病気はコロナだけではありませんので、身体の異変を感じたら、医療機関に相談することをお勧めします。治療に至るまでの時間が予後に影響を及ぼす病気もありますので、注意が必要です。 心身ともにバランスを上手く保ちつつ、健康管理をしっかり行っていくことが難しい状況にはありますが、新しい生活様式の中で、今回皆さんから教えていただいた様々な対策なども参考にしながら、ご自分にあった健康管理法の実践に努めていただきたいと思います。 一週間ありがとうございました。★鈴木美香議長の過去の円卓会議より・気象の変化。体調に影響ありますか?・相談できる婦人科医、いますか?・更年期について、学んでいますか?
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