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会議番号:3615 開催期間 2020年10月23日- 03月07日
1週間投稿をいただいた「名字が変わると不便か」は、93%がイエス、と回答。そして、河野大臣が提出を求めている「名字が変わった時にしなくてはならないリスト」も想像以上に複雑であることがわかりました。この会議の3日目(水曜日掲載)にリストをしましたが、発見は「実は、名字が変わった時だけではない」ということ。そして今日は、具体的にどれだけ複雑な不便さがあるか、わかりました。 春子さんは、会社で使っているメールアドレスやチャットツールが「改姓時に誤ってシステム変更」で、「お客様が連絡できず謝罪しに回った」ということ。そして「社内でも自分が検索されず業務が滞り」。これは、よくありますよね。私も受信しているメールの差出人表示やメールアドレスが、私の知る本人と名前が違って、送信のたびに「これで正しいアドレスかな」と確認します。 m2さんは「留学先の大学ではビザの関係で新姓のみがシステム登録」。8020はるさんも「学会発表や論文執筆は旧姓」。研究者の方々の実績が紐づかないことは、「不便」「コスト」を超えて、キャリアの分断ですから大きな損失です。 8020はるさんは、さらに「小切手の再発行」か「同一人物であることを証明」は、私もそうだったと思い出しました。つまり、仕事で「旧姓使用」を許してもらっても、不便は変わらないのですよね。じゅんじゅんままさんは、「マイナンバーカードに前姓(夫の姓)の併記」で1時間以上待ち! はむ@選択的夫婦別姓希望さんのご指摘通り私も、「携帯のキャリア変更」の報道で「手続きが面倒」という街の声を聞きながら、「姓が変わると、それを何十とすることになるのですよー」と思っていました。 ゆりえってぃさんの「既に結婚している人に対しては、変更前の姓に戻す選択肢」「変更前後の姓を併記・併用できる選択肢」というのは、私も同感です。大臣にお伝えするリストに書きますね。ちなみに、表札の表記は個人の自由ですから、今からでも番地だけにしたらどうでしょうか。私も、個人情報保護の観点から名前は出しません。 やちゃさんの指摘もわかります。登録住所の問題。Shioriさんは「同居の両親が、姓の不一致を理由に出張中の私宛の郵便物を代理受取できず、差出人に返送」は、本当に困りますよね。 とにかく、事例はつきませんね。姓を変えると変更手続きが多くあり、それがずっと続く。時間もコストもかかり、キャリアの継続性にマイナスがある。週末にまとめて河野大臣にお送りします。ガンガン改革が進むことを期待しましょう。 日本が「女性活躍」「ダイバーシティ」を進めるなら、一人ひとりの人間が、その名前で生き、働くことができる社会にしてほしい。保険も年金も納税も個人単位になれば、人々の意識も変わるのでは。そんなことも考えていきたいと思います。1週間ありがとうございました。
★佐々木議長の過去の円卓会議より
・ダイバーシティインデックス、興味ありますか?
・勉強、続けていますか?
・時間管理、できていますか?
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