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会議番号:3617 開催期間 2020年11月06日- 11月13日
4日目も沢山の投稿をありがとうございます。 小児のマスク着用については、ひるねさんの投稿にあるように、乳幼児は、夏場に、自ら熱中症様症状を訴えられないので、着用を推奨しないとあります。 そのため、厚労省も、2歳未満は自分で外すことが困難であり、窒息や熱中症のリスクが高いためマスク着用には注意が必要、との見解です。2歳以上も着用する場合は、保護者らに体調管理の配慮を求めています。 この考えの基本になっているのは、世界保健機関が5歳以下では、他の年齢に比べ、他人に感染させる可能性が低いと結論付けているからです。 もちろん、厚労省の審議会では、保育園(厚労の管轄は保育園のみなので)でクラスターが発生したら、の議論はありました。ですが、やはり、乳幼児は重症化しないこと、成人が園内に感染を持ち込まなければいいのでは等の意見から、現在の考えになっております。 やはり、自ら感染予防意識がある方が、積極的に感染対策を行い、できる限り乳幼児の集団に持ち込ませない、を励行する必要があると思います。 さらに、この乳幼児とマスクについては、もう一つ大きな課題があります。ゆりえってぃさんやひるねさんのコメントのように、乳幼児が大人の表情を読み取ることができず、それが、発達に影響をしているのでは?という懸念です。そもそも、乳幼児は、大人の声のトーン・大きさ、会話のスピード、目の動き方、そして、顔の表情から、その感情を受け取り理解し行動に反映させます。児童精神・発達学が専門ではないので、深入りは避けますが、声が届きにくく大人の表情がわかりづらいマスク着用中ですと、乳幼児の感情表現にも支障が出てくる可能性はあります。 そういった場合には、多少感染予防の効果に不安は残りますが、透明なフェイスカバー等の代用も視野にいれてもいいかもしれません。 小学生以上の場合はどうでしょうか? ナカサワさんは、アロマを駆使してマスク着用を勧めたようですね。あっぱれです。真打さんがコメントされているように、一人で乗る自家用車でもマスクをする方はする、ということは、マスク着用は理屈じゃなく、習慣になっていたり、装着が普通のような感覚、もあるかと思います。 n.danさん、Jerrybさんは、子どものマスク着用については相当な困難さがあったと想像します。確かに、ウイルス感染は目に見えるものではなく、その必要性が直に感じられなければ、着用を拒む気持ちもわかります。 マスク着用は、科学的データからは、一番有効性の高い公衆衛生対策です。しかし、初日にお話ししましたように、どんなに感染予防を行っても、リスクをゼロにすることはできません。マスク着用以外にも、手指衛生や換気、距離をあけて会話する、くしゃみの時には肘で口元をカバーする、など、さまざまな対策があります。 マスク着用が無理であれば、他の実行可能な対策を行って、まずは、身近に感染予防対策を行っていきましょう。 あれや、これやとマスコミから流れてくる感染対策にうんざりする気持ちもわかります。しかし、一方で、今も、数十万人の重症者が各国の医療機関にあふれています。アメリカのマウントサイナイ医科大学病院に勤務する友人は、11月10日、コロナの呼吸不全で急変した2名の患者にECMOを導入したと話していました。カナダマギール大学病院の循環器内科研修医は、コロナの重症患者で成人のICUが満床になり、Thanksgivingにボストンの実家に帰れるか不安だ、と話していました。 無理のない範囲で自らが、そして大切な人が感染しないように対策をしたいと、切に思っています。 1週間ありがとうございました。★田村議長の過去の円卓会議より・新型コロナウィルス感染症。自分の健康、心配ですか?・インフルエンザ、今年かかりましたか? (2019年2月)・地域の感染症情報、気にしていますか?
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