山田昌弘議長コロナ禍でパートナーとの関係は変わりましたか？

会議番号:3623　開催期間 2021年01月08日－ 01月15日

コロナ禍でパートナーとの関係は変わりましたか？

［議長］

山田昌弘 中央大学文学部教授

ご投稿ありがとうございます。 NO、つまり、パートナーとの関係あまり変わらない、婚活に影響ないというご意見が若干多いです。ただ、中身をよく見てみると、「ark」さんのように、結婚に向かって... >>議長コメントを全文読む

会議1日目： 01/08
会議2日目： 01/11
会議3日目： 01/13
会議4日目： 01/15

東京で生きるという意味（2kishir0・東京都・31）: 生まれも育ちも東京（郊外）ですが、今後もずっと東京の都心部でおひとりさまで暮らしていくのはつらいなと感じています。コロナ禍で地方移住を考えている方も増えていていると聞きますが、東京で暮らし続けるなら精神安定のためにも、金銭的な意味でもお互いを支えあうことのできるパートナーが欲しいと思っています。

事実婚ですが婚姻届を準備（ark・東京都・46）: お互いの改姓を避けるため、約20年事実婚でいます。「関係性」として変わってはいないのですが、もし新型コロナに感染・重症化したときのために、婚姻届を準備しました。事実婚でいるリスクは感染症によるものだけではありませんが、リスクが上がったことは確かです。もともと仕事も家事も育児も協力してやってきているので、コロナ禍で特段絆が深まるといった変化は感じませんが、相手や自分が突然いなくなるかもしれないという緊張感は高まりました。

海外の国内別居（marco302・海外・その他・49）: 国内の北エリアと南エリアを往来する夫だったのですが、航空便が減便され一時帰宅できない日々が2か月ほど続きました。晩婚のためそれぞれの時間をそれぞれに過ごすことは苦ではなかったのですが、その時だけは夫からのメッセージが多く届くようになり、私からも日常の些事を報告するようになりました。このメッセージのやり取りで、普段面と向かって話すことが少なく感情表現の乏しい夫でしたが、今まで感じられなかった夫のやさしさが伝わってきました。

もう慣れました（くみboo・56）: 夫がリモートワークをするようになって１０か月あまり。最初はご飯を作る回数が増え、テレビもイヤホンでなどストレスもありましたが、今ではすっかり慣れたように思います。私は日常の買い物やアルバイトで出かけることがあるので、それほどストレスは感じていません。ただ夫は一日中家にいて運動不足になるので、仕事が終わってから一緒に近くの公園まで30分くらい散歩しています。これがストレス発散になっているかもしれません。

婚活より老活（真打ち・栃木県・51）: 独身で婚活にも縁がなかったが、近年は自身の老後への意識が高まっている。今まで、親や親族に何か起きた場合、労働負担を一身に背負って来たように思う。周囲では、娘の都合が悪ければ婿へ頼む等、分担が利くようだ。決してパートナーに労働価値を求めている訳ではないが、自身の体力の低下に伴い切実な問題になりつつある。

転居したからNO（こんこ・東京都・44）: 転居して広い家に住む今は NO ですが、手狭な家のときは少しYESでした。夫も私も在宅勤務。夫はほとんどオンライン会議がない仕事、私はほぼ終日オンライン会議あり。会議がある方が寝室などの仕事しにくい場所で仕事をする暗黙ルールあり。なぜ私ばかり狭い場所で仕事することになるんだろう、との思い。二人ともオンライン会議が重なった場合の居心地の悪さあり。限られた空間で複数人が仕事をするのは難しいと痛感しました。

今までは何とか過ごしています（blueberry53・大阪府・64）: 長年、一緒にいるせいでしょうかお互いに適正なディスタンスをわきまえているためにあまり変化がないように思います。逆に、互いに協力して、厳しい環境やステイ・ホームの過ごし方を模索しています。ただ、より環境が厳しくなる今後を考えると、人間としての個々人が抱えるストレスやあるいは家族全体に関わるストレスが影響してくるかもしれないと懸念しています。

感染リスク意識の違い、感じますか

ご投稿ありがとうございます。
NO、つまり、パートナーとの関係あまり変わらない、婚活に影響ないというご意見が若干多いです。ただ、中身をよく見てみると、「ark」さんのように、結婚に向かって前進したというケースがありますし、「くみboo」さんのように、一緒に散歩するようになったり、「marco302」さんのように夫のやさしさを感じる機会が増えたりと、関係自体は変わらないと自分では思っても、はた目からは、よい方に行動面が変化しているように見えます。

同じく、おひとり様の「2kishir0」さんと「真打ち」、答えはYESとNOに分かれていますが、一人の生活を考えるきっかけになっているようですね。

さて、コロナ禍は、お互いの清潔感や感染に関するリスク意識の違いも明らかにしていますね。私の同僚で、清潔感が強くて、コロナ前から、電車のつり革に絶対触らない、エレベーターのボタンを押したら降りた後必ず手を洗うという教授がいます。彼は、同じ行動をとる仲間が増えたと言ってその点だけは喜んでいました。また、夫は気にせず外出しまくっているので、危機感を感じた妻が、夫だけ別室で一人で食事をとってもらっているというケースもありました。仲が悪くなったわけではないが、微妙な価値観の違いに気づいてしまったというわけですね。
そんなケースはありませんでしょうか。

では、改めて問います。
「コロナ禍でパートナーとの関係は変わりましたか？」
シングルの方は、「婚活、恋活に影響していますか？」
感染に対する意識が違うことがわかったというケースがあれば、それも含めて教えていただければ幸いです。