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会議番号:3633 開催期間 2021年03月19日- 03月26日
日中間の緊張の高まりは、ほとんどの方が感じておられるようですね。ひところのこうした議論のように「米中対立に日本が巻き込まれる」という議論があまり見受けられないのはいいことだと思います。尖閣の問題も南シナ海の問題と深く結びついていて、日本だけで解決できる問題ではないけど、同時に日本の主体的な立場の主張なしに解決できる問題でもないからです。 中国側の強硬姿勢に対して、まうやんさんの言われるように「目には目を歯には歯を」でもいいと思います。ただ中国と日本の最大戦力という意味では、かなり違うということも自覚しておかなくてはなりません。だからこそ、日米同盟だけでなく、フランスやイギリス、ドイツなどの欧州諸国も巻き込んだ「戦略的対応」が必要だと思います。 中国の意図ですが、習近平政権が「中華民族の復興」と言っている以上、そう簡単に折れるとは思われません。かつて世界最大の帝国でもあった国が、19世紀以来、西欧列強や日本などの侵略によって誇りをズタズタにされました。その屈辱と苦難の歴史はそう簡単に忘れることはできないでしょう。かつては日本に対して「歴史問題」で攻勢をかけましたが、今では国力で圧力をかけることができます。中国経済が発展するにつれ、その圧力が強まることはあっても弱まることはないと思われます。 さて皆さんに伺います。彼我の力関係はますます差が開くとすれば、日本は中国との経済関係も見直す時期に来ているのではないかと思います。今回のコロナ禍で明らかになったように、サプライチェーンを外国に頼ることのリスクは当然あります。まして中国はそのサプライチェーンを政治的に利用してくることは明らかです(習近平主席がかつて演説でそう語ったことがあります)。「マスク外交」や「ワクチン外交」などというのもその一例です。現在の日本は輸出入とも中国が第一位の貿易相手ですが、その状態をどうしたらいいと思われますか?★藤田議長の過去の円卓会議より・コロナ経済対策、政府に望むことありますか?・国際ニュース、よく見るサイトありますか?・中国の南シナ海進出、脅威ですか?(2016年9月)
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