働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3647 開催期間 2021年07月02日- 07月09日
ピルやHRTの普及率が先進国の中では低い、という現状に対して、皆さんのお考えをたくさん投稿いただき、ありがとうございました。 「生理に関する情報・知識の社会での理解不足(Achikoさん)」や「日本ではHRTに対してのマイナスイメージ(副作用)が強調されすぎ(marco302さん)」などのご指摘があり、こうした状況には、「地道な情報共有により社会の理解の底上げを図ることが必要(Achikoさん)」、「個人負担が軽減されれば普及するのではないか(Penguinさん)」とのご意見をいただきました。 実際に、「相談にのってくれる医師を見つけた」春子さんや「先輩方に受診を勧められた」ゆりえっていさんは病気の早期発見や治療につながっており、「小学校のころから情報を知りたかった」(春子さん)」というように、早い時期から正確な身体に関する情報・対処法を知る機会、健康教育が必要と考えます。 おがわさんが指摘するように「不調を我慢することは、病気の早期発見の遅れ、QOLの低下、さらには、社会からみても医療費の増加、生産性の低下につながる」ことになります。企業の中には、女性の健康課題に積極的に取り組み、女性が働きやすい環境を整えることが企業としての生産性や業績向上、女性の活躍推進にもつながるとして啓発・健康教育を行っているところもあります。 女性はホルモン変動により、様々な心身の影響を受けます。また、女性ホルモンに関連して、月経不順・月経困難症・月経前症候群・月経前気分不快障害・不妊症・妊娠・出産・更年期障害など様々な病気やライフイベントがあります。ホルモン変動による変化は自然な身体の変化ではあり、それに伴う不調も仕方がないも、我慢するしかないもの、と思っている方も多いかもしれません。「月経や更年期に伴う症状の現れ方も人によって本当に様々(Jerryさん)」です。 しかし、より快適に、より仕事や学業のパフォーマンスを向上させるため、また、人生100年時代と言われる時代において健康寿命を延ばすため、より積極的に自分の身体をコントロールするという方法もあることを知っていただきたいと思います。女性ホルモン薬も使用できる方、できない方がいます。対処法・治療法も様々ですので、Michaelさんの知人のように、女性ホルモンを中心とした女性の身体と心の変化を熟知し、将来の健康も見据えた健康管理をしてもらえるパートナードクターをお持ちになると大変心強いと思います。 最後に、コロナ禍でがん検診受診率が低下しています。2020年度においては、日本対がん協会のデータによると、約3割受診率が低下したとの報告もあります。5大がん(子宮頸がん・乳がん・大腸がん・肺がん・胃がん)については、早期発見・早期治療が可能ながんです。2人に1人は何らかのがんになる時代、特に乳がんは9人に1人が罹る時代となっています。健診機関は感染対策も行っておりますので、定期的に検診をお受けください。 1週間ありがとうございました。★鈴木議長の過去の円卓会議より
・女性ホルモンについて、学んでいますか?
・気象の変化。体調に影響ありますか?
・相談できる婦人科医、いますか?
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