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会議番号:3649 開催期間 2021年07月16日- 07月23日
「コロナうつ」という言葉には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で本来の「うつ病」を発症することだけでなく、一時的な抑うつ状態も含まれているようです。感染を絶えず恐れて外出が制限された状況下で、経済的心配、休校や在宅勤務で生活内容が変化したことによる心身の負担から生じる反応で、気分はふさぎこむだけでなく、心身に不調を来す症状は共通しているのですが、一時的な抑うつでは、楽しいことがあれば気晴らしをすることができます。もっとも困るのは、イライラ感が強まり不機嫌にもなることです。攻撃性がDVや虐待に発展することが問題になっています。 誰にでも起こりうる気分の落ち込みと、うつ病の症状である抑うつが出現する、そしてうつ病を発症する、明確な線引きは難しいです。抑うつの場合に通常であれば、十分に休養をとることですが、今回は「ステイホーム」で日中の活動が制限されることがストレスになること、そして相談や受診も制限されることで、症状経過がより複雑になっています。 いただいたご意見には、自身のことで手一杯、自身も抑うつが強いということで、仲間のサポートまで手が回らない、あるいはどのように対応してよいかわからないというご意見が多いようでした。“Jerrybさん“からは、苦しいときは自分では発信できないので周りの気づきが必要」というご意見をいただきました。 仲間の「コロナうつ」に気づくポイントを2つあげてみます。1つは、うつとは異なるイメージですが、攻撃的な言動がみられたら要注意ということです。子どものうつの場合はイライラして攻撃的になりますが、大人では通常はありません。コロナうつではイライラ感が強まり、普段より長い時間家族と接すると攻撃性が家族に向かうことは防がなければいけません。もう1つは、本人の興味を持ちそうなことを働きかけても全く関心を示さなくなることです。このような状況が1か月以上続く場合はうつ病の心配もあります。 さて、本日は強迫性障害について考えてみたいと思います。強迫性障害(強迫症)とは、自分でも気にしすぎだとわかっていても、そのことが頭から離れず、それを振り払う行為を何度も繰り返すことで、日常生活にも支障をきたす状況です。新型コロナウイルス感染を恐れることで、手の消毒や手洗いを繰り返し手荒れがひどい、人との接触を避けるだけでなく全く外出できなくなる、などです。自分で手洗いを制限しようとしても、外出すれば消毒や手洗いを促され、家庭にいても感染症情報にあふれて、程度の差はあれ誰でも「強迫的」になりかねません。 皆さんの周囲にも、「いくら何でも」という程度の人もいらっしゃるのではないでしょうか? 他者にも強く消毒を促す人はいないでしょうか?「コロナ禍。心の病を持った仲間への対応、うまくできますか?」にYES/NOで投票のうえ、体験やご意見を投稿してください。 たくさんの投稿をお待ちしています。
★古荘議長の過去の円卓会議より
・コロナで外出自粛延長!心の安定、保てていますか?
・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?
・子どもの自殺、防ぐことができますか?
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