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会議番号:3649 開催期間 2021年07月16日- 07月23日
“まうやん”さんと“ニライカナイ”さんは、「自分自身が強迫観念のギリギリのラインではないか」というご意見をいただきました。毎日多くの感染情報に接し、感染防止の呼びかけやその現場を見続けていると、誰でも「手が新型コロナウイルスで汚染されているのでは」と不安に駆り立てられます。どこで線引きをするのかということですが、医学的には「その考えが過剰とわかっていても止めることができず、強い苦痛を感じ、生活あるいは仕事に著しい不自由や支障を来している状態」という曖昧な定義になっています。苦痛、支障をきたしている、をどのように評価するかです。家族に手洗いや消毒を強要するあるいは家族が自分に触るのを拒否する、出社時間や約束事を守れないほど消毒を続けている、などの様子が見られれば、治療の目安になりそうです。 程度が強くなると、手洗いだけでは不安で、浴室で何時間も手を洗いその後全身を洗っており、シャンプーや石鹸がすぐになくなる、その行為が苦痛を通り越して抵抗することもできなくなり、延々と同じ行為を繰り返す、こともあります。 元来強迫的な考え(過剰ともいえるほど気になる)人が一定数いることも事実です。些細なミスも許されない社会環境の中で、「ギリギリのライン」の人が増加しているのかもしれません。“真打ち”さんの意見にもありましたが、それらの人を「強迫観念」に駆り立てないような行政指導や、広告を含めた報道の在り方も検討されるべきと思います。 一方、周囲から見て、明らかに「過剰」といえる考えや行動をそのまま受け入れて、苦痛に感じていない人もいます。そのような人は自閉スペクトラム症(いわゆるアスペルガー症候群)を示唆する様子と思います。今までの環境ではそこそこ適応できていたが、コロナ禍でその様子が明らかになった方も臨床的に経験しています。 次回は会議最終日となります。「仲間への対応」のご意見をいただいていましたが、本日は、「仲間からの対応を受けて助かった」などの具体的な体験も教えていただきたいと思います。抑うつや過剰な不安に対して、アドバイスを受けた、何が役立ったのかについてご意見をいただけますか? まずは、仲間への対応についてYES/NOでお答えいただいたうえで、ご意見を投稿ください。よろしくお願いいたします。
★古荘議長の過去の円卓会議より
・コロナで外出自粛延長!心の安定、保てていますか?
・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?
・子どもの自殺、防ぐことができますか?
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