働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3659 開催期間 2021年10月08日- 10月15日
たくさんの投稿、ありがとうございました。「ダイバーシティが進むとどんな変化が起きるか・起きたか」という質問に、いろいろな事例をいただきました。 n.danさんは、「女性に優しい会社が増える」 おがわさんは「いろいろな立場からの意見を反映した製品・サービスを提供でき」「より広い市場への売り込みが可能になる」「より多くの候補者の中から採用できるようになる」 真打ちさんは「ダイバーシティインデックス」の活用で、株価や上場条件の指標としても、大きく貢献」 JIMAさんは「組織に弾力性が生まれる」「これにより、会社は成長し、存続できる」 シンゴパパさんは「今までにないサービスやイノベーションが期待できます」 ゆうたんぽんさんは「企業活動は活発化し新しい産業への期待」「働く者にとってはワークバランスのとれた働き方に」 私は、組織に多様な人が集まる「ダイバーシティ」、その人たちが皆活躍できるようにする「エクイティ」、皆の声を活かす「インクルージョン」と進んでくることで、その組織のガバナンスが高まり、イノベーションが生まれると思います。 「ダイバーシティインデックス」もDiversity, Equity, Inclusion, Governance and Innovationの4つの柱で分析をしています。ダイバーシティとは、ただ、女性を雇うとか障がい者を雇うということではなく、その人たちの知恵を生かして組織が力を増す、社会に貢献するという目的があります。皆さんがご指摘されたように、ダイバーシティ経営が進むと、新しい製品やサービスが生まれ、市場が広がり、組織がしなやかになって危機対応もできる。ダイバーシティ経営は、イノベーションを起こすのです。 世界では、それを促進させるためにいろいろなルールがあります。ノルウェーでは女性役員が40%以上いない企業は上場廃止。カリフォルニア州も女性取締役の人数が規定に満たないと1000万円相当の罰金。ナスダックでも、上場ができません。ダイバーシティ経営が企業にとっても社会にとっても良いからこそ、法律ができ、促進が進んでいるのです。日本は、法律が出てきつつあるものの罰則がありません。 ゆりえってぃさんは「社長が変わってから社内でダイバーシティという言葉を聞く機会がめっきり減り」と、残念な状況を報告してくださいました。私が見てきた企業でも社長が変わった途端に、ダイバーシティが消えた企業もあれば、突然始まる会社も。リーダーが重要であることがわかります。また、「女性取締役がいないのに、女性監査役だけが1人いる企業なので、議長コメントを見て不安になりました」とも書かれましたが、本当です。その点は、多くの人が注視していく必要があると思います。注視し、声に出し、「取締役」に女性を複数人、ということを皆で促していきましょう。 1週間どうもありがとうございました。何度も言います。ダイバーシティ経営は、イノベーションを起こす。そして、その「ダイバーシティ」を作るためにも、私たち一人ひとりの「内側」のダイバーシティも視野を広げ、意見を聞き入れるなど「働く人の円卓会議」で訓練しながら、育んで行きたいと思います。ありがとうございました。
★佐々木議長の過去の円卓会議より
・ジェンダーギャップ指数120位。日本を変える方法、ありますか?
・ダイバーシティインデックス、興味ありますか?
・あなたの会社、ダイバーシティ進んでいますか?(2018年1月)
★参加企業、募集中!詳しくはこちら
ダイバーシティ経営を可視化する<ダイバーシティインデックス>
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