働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3659 開催期間 2021年10月08日- 10月15日
本日は会議3日目。2日目の最後の質問「あなたの職場で、ダイバーシティを進めるために、具体的に何をしたらいいと思いますか?」に対して、色々な事例・考えを寄せていただき、ありがとうございました。大きく分けると、2つですね。一つは、体験を増やす。もう一つは、数値を決める。 ◆ダイバーシティな体験を増やす DiamondBarさんは、体験を増やす、という事例。「テレワークによって、子育てや介護に関わる人も同等に働ける環境が整い」つつあるのはいいですね。そして、「他社留職」制度は面白い。人は体験で成長しますから、重要な試みですね。JIMAさんは「強制的に研修を受ける機会を増やす」。cheerさん「出来るだけ多くの事象に接する」。ぺりさんは、「障がい者や中途入社の方の採用が増えた」ということでこれも、体験が増えることでしょうか。そして、Piwoさんは「D&Iに本気の会社へ転職」されたのですね! 素晴らしい。私は、力のある女性たち・男性たちが、ダイバーシティ経営をしている企業を選ぶ、ということはとても大切だと思っています。そういった企業の商品を買う、株を買う、そして、職場として選ぶ。私たちは、働く場所を選ぶことができ、そこで力を発揮するのです。勤続年数で評価される企業に長く働く人はそのような評価を好む人だし、成果で評価されたい人はそのような企業を選ぶ。女性やマイノリティも活躍できる場が良いと思えば、そういう企業を選べばいい。そう思っています。 「人間の器は、出会った人の数と、体験したシーンの数、場数で豊かに広がる」というのが私の持論です。ダイバーシティ体験を増やすのは大事ですね。国際女性ビジネス会議に参加すると、1日でダイバーシティを体感します。多くの企業が参加するのも、それが理由の一つでしょう。 ◆数値を決める シンゴパパさんは「女性役員を40%以上に」、そしてcheetanさんは「まずは女性の社外取締役を一人」。そうですね。決定権を持つポジションに女性などのマイノリティがいるかどうか、具体的に言えば、今までの組織と違う視点を持っている人が加わるかどうかが重要です。日本では、役員という役職が曲者です。執行役員は、役員ではないので、管理職としてカウントしますが、役員としてはカウントしません。ですから、管理職を増やすだけでなく、役員を、というのは取締役を増やす、といったほうがいいでしょう。監査役を増やす企業もありますが、これも、議決権のないポジションですから、取締役も監査役も、いれば良いですが、女性取締役がいないのに、女性監査役だけがいるという企業も要注意です。 女性取締役が40%以上いないと上場廃止となるのは、ノルウェー。女性取締役が一定の数いない場合は罰金というのは、米国カリフォルニア州。その他も、具体的な数を決める流れが進んでいます。効果があります。そして、企業が成長します。取締役は、翌年の株主総会で選べばいいので、とても簡単です。どの企業でも増やせます。候補者がいない、と思っている企業があれば、いますぐイー・ウーマンが ご紹介します。たくさん、素晴らしい候補者がいますよ。 ◆ダイバーシティインデックスで可視化する もう一つ加えるなら、「ダイバーシティインデックス」です。財務だけでなく非財務情報を可視化するためのものです。年に1回参加して、サーベイだけでなく、テストもうけて、ダイバーシティ偏差値を知り、他社とも比較する。ESG投資家にも信頼される数値となります。 このような3つの方法を使って、職場のダイバーシティを促進していくのです。体感と数値が、とても重要なのです。 では、会議4日目に向けて最後の質問です。ダイバーシティが進むと、会社にどんな変化が起きますか。すでに、起きましたか。そして、これから期待しますか? 私たちは、何のためにダイバーシティ経営を進めていくのでしょう。どんな良いことがあるのでしょう。今考えていること、すでに体験したことなどあれば、ぜひ教えてください。
★佐々木議長の過去の円卓会議より
・ジェンダーギャップ指数120位。日本を変える方法、ありますか?
・ダイバーシティインデックス、興味ありますか?
・あなたの会社、ダイバーシティ進んでいますか?(2018年1月)
★参加企業、募集中!詳しくはこちら
ダイバーシティ経営を可視化する<ダイバーシティインデックス>
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.