働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3664 開催期間 2021年11月12日- 11月19日
多様な投稿をありがとうございます。答えのない議論だから、皆さんからの投稿がそれぞれ貴重です。 JIMAさんのおっしゃる通り「時間当たりの生産性を評価できるような物差し」があるといいですが、業務によっては、必ずしもそれだけでは測れないから工夫が必要ですね。でも、時短の人の生産性をしっかり評価することと、その尺度で労働時間が長い人と一緒に評価することが全員の生産性も高めることは確かです。 やっちゃん24さんの、「AIを用いて評価する」もいいように思うのですが、実は、多くの技術者が男性で、多くの人事評価データがこれまでの男性を評価してきた過去の人事評価データなので、これらをインプットした頭脳のAIの判断は、男性が有利になるという課題が業界で言われている懸念です。過去データから学ぶ、というAI。注意が必要かもしれません。 blueberry53さんは「上司の正しいコミュニケーションと視野の広さ、それにオープンな職場環境が大切」。シンゴパパさんは「業績への貢献」と「今の自分からの向上率」。そして真打ちさんも、個人の努力での解決を提案していますし、ゆりえってぃさんの「昇進昇格は必ずしも毎年の評価とリンクしていない」を聞くと人的な問題が課題と言えます。ゆりえってぃさんの指摘は、その評価者に対する評価を変えることが大切ですね。どちらにしても、個人の努力に加えて、研修やその他の仕組みで全体の意識を高めることが重要です。 marco302さんは、社員向けの記名式であるにもかかわらず、性別の選択欄が設けられていたことを指摘されていますし、春子さんの体験を伺うと、本当に悔しいです。私も20代で起業した時「社長いますか」とかかってきた電話に出ると「男を出せ」とか「なんだ女か」とガチャンと切られることがしばしばありました。評価、という前に、思い込み、無意識の偏見など、たくさん存在していることもわかります。 まおにゃんさんは「それぞれの強味を正確に把握する」ことの大切さを指摘されました。 そうですね、スキルの棚卸し(スキルインベントリー)をしていくことでチームの力を高めることは、取り組むに値します。コーポレートガバナンスコードが改定されて、取締役などの役員のスキルマトリックスの提出が求められています。会社内でも部署ごとのスキルマトリックスを作るといいでしょう。 実力主義(メリトクラシー)や、平等(イククオリティー)は、重要な概念です。しかし、それに加えて、長く続いた不平等からチャンスを与えられる機会が減る人がいることを知り、無意識の偏見を捨ててイクイティを考え、誰もが力を発揮できる環境を整える組織、社会を積極的に作っていきたいと思います。もちろん、私たち一人一人が前を向いて、力を合わせて前進する為に、切磋琢磨し続けることが、そんな組織や社会への参加条件です。 大谷翔平選手が仕事と人柄と両面で評価されMVPを獲得しましたね!満票とのこと。彼が「アメリカの方が受け入れてくれた」とコメントしていたのは印象的です。もしも、野球が年功序列だったら、27歳の彼には注目が集まらない。もし人種で制限があったら、彼にチャンスは少なかったかも。そして、もしも過去事例がないということで動きが遅かったら、彼の才能は開花しませんでした。無意識の偏見をなくし、誰もに可能性があることを意識し、たくさんの人に光があたる社会を作っていきましょう。 1週間、ありがとうございました。★企業が取り組んでいるダイバーシティ経営を可視化する「ダイバーシティインデックス」詳しくはこちら★佐々木議長の過去の円卓会議より・あなたの職場、「ダイバーシティ」が進んでいますか?・オンラインでの集い、重要ですか?・時間管理、できていますか?
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