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会議番号:3677 開催期間 2022年03月11日- 03月18日
ロシアのウクライナ侵攻では、原子力施設への攻撃も行われ、あらためて原発の安全性が問われています。そこで再稼働についての意見を募ったところ、いろいろな意見が寄せられました。 えこりんさんは、北朝鮮のミサイルによる標的にされるなどの危険を指摘したうえで、原発を「性善説で稼動していた時代は終わった」という意見、レッズさんも「再稼働に頼らず、自然エネルギーなど他から電力を賄う道に進むよう望みます」と語っています。真打ちさんは、自衛力という観点で日本は安泰とは言い難く、「再稼働では諸外国の顔色を窺いつつ、慎重に対応する」ことへの期待を述べています。 unagiさんは、特別措置として再稼働が必要かもしれないが、「基本のエネルギー政策は、原子力から再生可能で安全な自然エネルギーへと転換してほしい」という意見、costasさんも「原発卒業」は既定路線としたうえで、「"非常用電源"として短期限定での活用はアリな気はします」と、過渡期の再稼働はやむをえないという見方です。シンゴパパは、再生可能エネルギーへの移行期間は、「廃炉技術開発とセットで開発を許容することも必要」と、廃炉技術の開発の見返りに再稼働を認めてはという考えです。 blueberry53さんは、ウクライナが独立後、核兵器を放棄する一方、電力源としては原発に依存していることを指摘、「戦争に巻き込まれると不安だから、原子力の平和利用は推進しないというのは」と、さびしく感じるとしています。 再生可能エネルギーへの転換が遅れている日本では、原発の再稼働は必要かもしれませんが、再エネを遅らせれば再稼働はふえる、という経産省の思惑も感じられます。その点では、再稼働を移行期間の“必要悪”だとすんなり納得できない、という人も多いと思います。ウクライナの原発依存度は50%を超える原発大国ですが、原子力を放棄すれば、ロシアの石油や天然ガスに依存しなければならないという「苦渋の決断」もあるようです。 日本記者クラブで先日、村井宮城県知事の会見があったので、「ロシアのウクライナでの原発攻撃について、女川原発を抱える知事としてどんな感想をお持ちですか」と質問しました。知事は「正直言って驚いた。今後、日本でもありうるということを前提に整備を進めていくだろうと思う」と答えました。エネルギー政策として再稼働を止めることはできないが、「ミサイル攻撃を前提にした整備」の必要性にも言及したことになります。ミサイル対応なんて可能なのだろうか、というのが私の感想です。 ロシアによるウクライナ攻撃が激しさを増すなかで、東日本大震災から11年目を迎え、さらに宮城・福島で震度6強を観測する大きな地震もありました。この円卓会議では、「核」の安全性について、いろいろと議論をしました。あらためて戦争が身近にあり、「核」も身近なリスクであることを感じました。議長として、まとめを言わせていただければ、「核」のリスクを再考しよう、です。たくさんのご意見をありがとうございました。★高成田議長の過去の円卓会議より・ウクライナ情勢。日本への影響を心配しますか?・震災から10年、教訓を生かしていますか?・北方領土問題、解決策ありますか?
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