働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3678 開催期間 2022年03月18日- 03月25日
投票、投稿、ありがとうございます。ダイバーシティ経営の成果を感じている、との回答が3割。拝読すると、素敵な事例ばかりです。 ◆ニッコーさんの会社は、建設業。65才以上人財と女性採用で会社も伸びているとのこと。 いいですよね。ダイバーシティというと女性ばかりを想像しますが、65歳以上の人財の活用など、今までの組織にいなかった人を増やすことで活性化して、売り上げも上がる。経営者も「ダイバーシティ経営」の利点を実感していることでしょう ◆カリブさんの会社では、性的マイノリティの方をきっかけに、多様性を受け入れる意識の進化が。 これは「心理的安全性」が高いということの証拠ですね。プライベートなことを安心して会社に言える、周囲に言える、というのは、信頼がある証です。心理的安全性が高い組織は、チームワークもいいですから、生産性が高くなります。 ◆おがわさんの会社は、外国人の社員採用で様々なお客さまのニーズに合った製品を提供しようとする流れに繋がっている。 素晴らしい事例ですね。何もかもが日本人を前提にしてしまいがちの会社が多い中、外国人の採用を積極的にすることで、「Why Japanese people?」(笑)の気づきもありますし、視点が増える。そこで商品やサービスが生まれ、改善されるなど、まさにダイバーシティ経営の成果につながります。 ◆ゆみ子さんは、学術世界の事例。ありがとうございます。複数分野の研究報告会に参加することで新しい知見がうまれる。 その通りですね。ビジネスだけでなく、アカデミアの世界でも「多様な視点」は重要です。特に専門性を持って深く知識を持つ学者、医師、技術職などの人は、専門外の人達と交流し意見交換をすることは、大きな実りになるでしょう。私の感動した映画で「ロレンツォのオイル」というものがあります。難病で余命短いと宣告された子どもの親が治療薬を作る映画ですが、その際、医学会の縦割り専門性の壁を乗り越える様子が描かれていたことを思い出しました。 ◆「外に向かっては強く発信していますが、内部では形だけかなと感じる。」という綾oooさんの投稿は、多くの企業に言える本質的な課題だと思います。 やっと形を作ってきたという企業は、ここまでの歩みを公表することに必死だと思います。また、一部「形が整ったのでこれで終了」と思ってしまっている企業もあるようです。ご指摘のように、違いますよね。ここからが本番。 女性活躍推進を掲げたり、ダイバーシティ推進室を作ったり、「女性活躍推進法」にのっとって女性を増やす計画を整えたりすることを第1歩と考えるなら、その先の、経営者も従業員も一人ひとりの知識と意識が高まり、行動変革が起き、社内風土を変えていくといった本質的な変革への歩みを願います。 だからこそ、2022年4月に「ダイバーシティ経営」に本当に取り組みたい企業が参加する「ダイバーシティマネジメントイニシアティブズ」を発足します。国際事例を含めて様々学習し、企業同士で学んでいきたいと思います(3月23日(水)にプレイベントを開催します)。 ダイバーシティ経営を推進するための皆さんへのお願いは、仕事をしている中で成果に気づいたら、「これ、ダイバーシティ経営の成果ですね」とぜひ口にしてほしいということです。偶然の出来事ではなく、意図してできる成果ですから、「ダイバーシティ経営」の成果であることを全社で認識し、事例を増やしていきましょう。 では更に、ダイバーシティ経営で重要なinclusion(インクルージョン)について事例を寄せ合いましょう。インクルージョンとは、多様な意見を聞き、活用することです。そのためには、大小含めて「ミーテイング」「会議」での一人ひとりの振る舞いが重要です。皆さんの会社では、会議運営はどのように行われていますか。何人くらいでの会議が多いですか。司会者の役割や参加者の役割は決まっていますか。会議運営の研修などを受けていますか。全員が意見を言うことができていますか。 「ダイバーシティ経営」の成果、実感したことありますか?にイエス・ノーでお答えの上、多様な人財の知恵を会社が活用するために必要な会議がどんなふうに行われているのか、教えてください。★佐々木議長の過去の円卓会議より・無意識の偏見。人事評価に影響していると思いますか?・あなたの職場、「ダイバーシティ」が進んでいますか?・ジェンダーギャップ指数120位。日本を変える方法、ありますか?
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