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会議番号:3678 開催期間 2022年03月18日- 03月25日
今日も熱心に考えていただきありがとうございます。でも「会議の仕方」を学んだ人は少ないようですね。 まおにゃんさんから「現場の会議では異質な意見を言うことはできない雰囲気」、unagiさんからは「司会者はいますが、新人に意見を求める空気はなく、ベテランでサクサクと決めて終わります」、真打ちさんは「会議のあり方や人選(男女比率や年代)・規約改正に携わっている」とのことすね。どんな改正が進んでいるのでしょう。 日本では、学校でもあまり「議論の仕方」「会議運営の仕方」って習ってこなかったと思います。でも社会に出ると、さまざまな人と知恵を寄せ合い、積み上げていくことが、もしかすると一番大切なスキルかもしれない、と思うわけです。 ダイバーシティ経営の中で大切な要素の一つ「インクルージョン」とは、含みいれるという意味ですが、まさに、組織にいる人たちの声を聞く、そして決断に活かしていくことが肝です。どんなにいろいろな意見が出ても、聞き入れなければ形だけになるからです。そして、どんなに多様な人がいても、意見を言えないのではせっかくの貴重な視点が活かされません。 いぬいるかさんの知り合いの会社は「会議には必ずファシリテーター(単なる進行役ではなくトレーニングを受けた社員)を入れて、心理的安全性の高い場づくりを行い、全員が意見を言えるように促したり、引き出したりする」とのこと。仕事の幅も広がったと素晴らしい事例を紹介くださいました。会議に誰を参加させるか。どのように発言してもらうか、そして何を話しても安心していられるという心理的安全性は、とても重要ですね。日本の学校でも企業でも、会議の仕方をもっともっと体得できるようなトレーニングが進むことを願います。 会議には、大きく分けて2つの種類があります。一つは、意見や視点を出し合う会議。もう一つは、決定するための会議。どちらも会議運営をするための基本ルールや、役割分担、そしてスキルが役立ちます。参加する人たちは、I statementスキルが必須です。自分の考えを、相手が使えるように伝える。批判したり、批評したりせず、「提案」という形で発信する技術です。皆の意見が集まって、より良い成果につなげるのが、会議の目的です。この「働く人の円卓会議」に参加している皆さんは、日々このスキルを身につけていますね。ダイバーシティ時代に貢献し続ける人財を育成するという役割も果たしています。 金曜日掲載の会議4日目、最終日に向けては、人事評価についてお尋ねします。性別、年齢、勤続年数、労働時間、などに関係なく、誰もが評価され、昇進・昇格する組織は、公平な組織だと思います。人事評価で、不公平だと思ったことや、体験、あるいは、とても公平で良いなと思った仕組みなどあれば、教えてください。自分が評価するとき、されるときに、公平を保つために工夫していることがあれば、それもぜひ! お待ちしています。★佐々木議長の過去の円卓会議より・無意識の偏見。人事評価に影響していると思いますか?・あなたの職場、「ダイバーシティ」が進んでいますか?・ジェンダーギャップ指数120位。日本を変える方法、ありますか?
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