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会議番号:3738 開催期間 2024年02月23日- 03月01日
みなさん、こんにちは。「がんと仕事」をテーマに、議長を仰せつかりました山口ミルコです。 どうぞよろしくお願いいたします。 前回のテーマは、「がんが見つかったときの心構え、できていますか?」でした。 私はがんが見つかったとき、ものすごくうろたえ、悲しみ、落ち込んで、検査や治療方針を決める過程でかなり迷走したことは、前回お伝えしました。 保険にも入っておらず、会社はちょうどやめるところで、フリーランスで生きる決意をした矢先にそんなことになって、絶望しました。 しかし時間が経って振り返ってみますと、わるいことばかりではありません。 前回、こんな投稿がありました。 「細々でも働き、趣味やボランティア活動も続けながらの治療を」(ナカサワさん)。 治療にはサイクルがあり、体調にも波があります。 苦しいときはかなりきつい。 それでも、治療をしながら少しずつでも活動を継続することは、大切です。心の支えになり、それが新しい道につながることも。 私の場合、がんが発覚した当初はあらゆることに打ちのめされて、冷静さをうしないかけていましたが、趣味の音楽をやめないでいたことで、その仲間に支えられ、やがて仕事に於いても、そのジャンルのライターをやるようになりました。 「ミシマ社」という出版社とご縁ができて、がん体験を書きはじめたのも、治療中です(三年後に『毛のない生活』(がん闘病中)、五年後に『似合わない服』(闘病、その後)という二冊の本になりました)。がん闘病中に、「次のこと」がはじまったのです。 子育てとか自分のやっていないことはわからないけれど、がんについては本まで書いて、とことん突き詰めた感がある・・・その後もインタビューを受けたり、講演やラジオでしゃべったりもしているので、がん発症からだいぶ経ったいまも、私の闘病記憶はホットなままです。 ですから、「がんが見つかっちゃって・・」と言ってきた友人知人にはこれまでも惜しみなく情報と励ましをお送りしてきました。 治療はたいへん辛いものでしたが、そのおかげもあって、このような、みなさんとの場をいただいてもいます。 治療中のあれこれを、治療後の生活の立て直しにつなげる――それは闘病を乗り越える希望になります。 というわけで前回より一歩すすめまして、「がんになった場合の治療と仕事」を、どう両立させていくか――を今回はテーマにしてみたいと思います。 がん治療と仕事、両立する方法をご存知ですか?事前の覚悟と備えがあれば、治療中の時間を次のステップのための、有意義な期間に変えられるのかもしれません。 具体的には治療計画の検討や、保険の知識も大事でしょうし、お勤めの方は会社への対応も必要です。家族や周囲に伝えるときの心構え、そしてその間のご自身のメンタルを、どう支えるか――などについても意見交換できましたら。 それではみなさまのご投稿をお待ちしています! ★山口議長の過去の円卓会議がんが見つかったときの心構え、できていますか?★山口議長の著書をご紹介します↓『毛のない生活』(乳がん闘病記)『似合わない服』(乳がん、その後)★関連テーマこの1年、乳がん検診を受けましたか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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