働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3741 開催期間 2024年03月15日- 03月24日
みなさま、たくさんの投票と投稿をありがとうございました。 前にもお伝えしましたが「小学生の壁」と言うと、とても大きくて乗り越えられないような気になってしまいますが、まずは何が困難と感じているのかを小分けしていくことが大切です。 「学童に落ちた!」となるとお先真っ暗と言う感じがしてしまいます。ですが、「学童は放課後児童クラブ」と呼ばれているもので、これが一般的ではありますが、お金はかかりますが企業や学校法人などが運営している「民間学童保育」もあり、また文部科学省が学校の空き教室などで行っている「放課後子ども教室」もあります。 そのほかファミリーサポートを利用するという方法もあるでしょう。 まずは、乗り越えるための方法を考えてみましょう。 ・地域の学童などの情報を集める ・夫婦で働き方を工夫できないか(出社時間の調整、在宅勤務など) ・友だち家族と情報交換したり、協力する ・子どもとも相談する 「手続きの簡素化もただでさえ忙しい時期の保護者には必要」(真打ちさん)という投稿もありました。 私自身、3人の子を育てながら、保育園と学校と学童と、いくつもの同じようなちょっと違う書類をたくさん出さなくてはならず、本当に大変でした。自治体によってはオンライン化も進んできているようですが、まだまだ一本化されていないため、ここはこども家庭庁とデジタル庁で連携して、提出書類などはなるべく一元化、簡素化して欲しいと思っています。 ナカサワさんは「学童保育は児童館の一室に大人数がひしめいており、子どもにもストレスがたまるなと感じました。わが子は小1の1学期に学童から放課後スクールに移った」という体験談を投稿くださいました。 学童保育に入れたからOKということでなく、子どもの様子や気持ちを聴きながら、子どもがより快適に過ごせる場所を一緒に見つけていくことも必要ですね。 「児童クラブも有料化になりましたし、年齢も上がりそこでの内容も気になっています。児童クラブへこちらからの投げ掛けも必要」(n.danさん)という投稿もありましたが、やはり保護者もしっかり関わりつつ、子どもの環境がよくないということなら、苦情や文句でなく、しっかり申し入れていくことも大切です。そのときには自分1人ではなく、保護者同士が連携することも必要だと思っています。 「国や自治体や会社の制度にはもう期待できない、自分達みんなで何とかするしかない」(しょこさん)という投稿もありますが、あきらめずに申し入れていくことも大切です。また、自分たちで工夫した仕組みが自治体に広がり、やがて国が取り入れていくケースもあります。 「小学生の壁」。親子共にいろいろ大変ですが、この機会に親子でコミュニケーションし、働き方も改めて見直したり、また学童や地域の中でうまくいっていないことがあれば、申し入れていく。そんなひとつひとつを積み重ねて、子育てしやすい世の中になればと思っています。 ―筆者の著書【どう乗り越える?小学生の壁】が3/12発売されました。 親の仕事や考え方に合わせるのではなく、子どもの権利をベースにしながら、子どもの考えや意見を聴きながら対応していこうという内容になっています。たくさんの生のお悩みの声や対応方法も集めて紹介しています。ぜひご参考にしていただけたらと思います。 ―★高祖議長の過去の円卓会議より・こども家庭庁、期待しますか?・児童虐待、過去最多。通告、ためらいますか?(2022年9月)・「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか?
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