働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3203 開催期間 2012年11月16日- 11月23日
こんにちは。今回、小説「ボクの妻と結婚してください。」を書きました樋口卓治です。 普段はバラエティの放送作家をしています。 小説は、主人公の放送作家•三村修治が余命6ヶ月を宣告されたところから始まります。 修治は忙しく、家庭を顧みない典型的な夫でしたが、真っ先に思ったのは「妻になんて言おう」でした。 修治はテレビと家族を心から愛する男です。 そこで修治は残りの人生を今まで番組作りで学んだことを生かし、妻のために企画を残そうとします。 「お茶の間の視聴者を笑顔にするのが放送作家の仕事」だから「自分がいなくなっても家族に笑顔を残したい」 そう思い、考えついた企画が「妻の結婚相手を探そう!」でした。 かなり突拍子もない企画を思いついてしまいました。 ここから、いい番組を作る時と同じテンションで、妻の結婚相手を探します。 なんと妻には内緒で……。 そして、企画がどんどんかたちになってくるにつれて、これまで自分はいかに妻に支えられていて、本当に妻のことが大好きだと気づきます。 果たして、修治は妻の結婚相手を見つけられるのか? 今回、なんでこんな小説を書いたのか? それは、世の夫やお父さんは、これまで一生懸命に取り組んできた仕事を家族に向けたらどうなるだろう?と思ったからです。 ミュージシャンなら愛の歌を、料理人なら美味しい一皿を家族のために作るでしょう。 家ではなかなか居場所がない男性陣ですが「実はお前たちを愛しているんだぞ!」という部分を描きたくなったのです。 余命というテーマですが、本作でなるべくそこは描かないでおこうと思いました。 僕自身も余命を宣告されたら、きっと少しでも生きようと抗うでしょう。 でも、今回、そこは「もし〜」ということで、そこは置いておいて。みなさんなら、パートナーにどんなことをしてあげたいか、想像の世界で話し合ってみましょう。 多分、いつもと違う何かを発見するはずです。 「もし余命を告げられたらパートナーに何をしたいか」考えたことありますか? よろしくお願いします。【樋口議長 過去の円卓会議より】 ・人に伝える工夫していますか? ・テレビは好きですか? ・企画やアイデアをひらめくコツ、ありますか? ・さりげない感動を見つけるチカラはありますか? ★樋口議長の新著『ボクの妻と結婚してください。』(講談社)
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