働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3208 開催期間 2012年12月12日- 12月19日
「国民の審判」が下りました。皆さんの希望や期待がかなったのか、それともいっそう暗い気持ちになったのか、それは皆さんがどの政党や候補者に投票したかによります。 いずれにせよ、一つの大きな問題は、なぜ民主党がかくも失敗したのかというところにあります。「素人集団」「寄せ集め」「松下未熟塾」などなどさまざまな言われ方をします。しかし民主党だけの問題なのか、それとも日本が直面する問題があまりにも大きすぎるためなのか、ここには議論がありうるでしょう。 僕自身は、政治家も政党も日本の置かれている状況に「たじろいでいる」のではないかと考えています。自民党は10年間で200兆円の公共事業(国土強靱化という大義名分)をすると言っています。しかしバブルがはじけて以来、さんざん公共事業をやってきたのです。無論、経済を活性化するような公共事業ならいいでしょう。 かつてのインフラ整備は日本が発展するために必要でした。しかし経済が成熟するにつれ公共事業の経済波及効果はどんどん薄れています。しかも笹子トンネル事故に見られるようにインフラの老朽化という問題も目に見えるようになってきました。メンテナンスは必要ですが、それによる経済効果の「増加分」はほぼゼロにすぎません。要するにカネを食う社会になりつつあるということです。 その根本原因は、やはり人口減少、それも生産年齢人口の減少にあると考えています。もし人口が増加する社会ならノーベル賞学者であるポール・クルーグマン教授が言うように、とりあえず需要を創り出せば(公共事業であれ何であれ)いいのでしょうが、人口が減少する社会だとそれでは財政が苦しくなるばかりです。それは日本が身をもって実証してきたことだと考えます。この問題にどう対処するのか、各党はそれほど真剣味をもって政策を打ち出していないように思えます。 さて自公政権に対して、皆さんは何を求めますか。原発継続という方針を日本人は支持したと外国からは受け止められるでしょうが、それについてはどのように考えますか。 【藤田議長の過去の円卓会議】◆「安倍首相」に期待しますか?◆そろそろ自民党に戻りますか?◆総理にしたい人、いますか?◆東京都による尖閣諸島買収構想に賛成ですか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.