働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3212 開催期間 2013年01月11日- 01月18日
最終日の投稿は、それこそ十人十色というか百人百様というか、最優先する課題がいろいろあるということがよく分かりました。それに課題はそれぞれ重要で甲乙つけがたいとも言えますね。それだけばらばらの要求を、何とか折り合いをつけて優先順位をつけ、実現していくのが政治だと思っています。 だからこそ、政党が勝手に「民意」を錦の御旗にしてほしくないとも思うのです。民意は「白紙委任状」ではなく、とりあえずこの政党に任せてみようというものに過ぎません。しかも多くの場合、過半数ですらないのです(アメリカの大統領選で選挙人の数だけでなく、総得票数を気にするのはここに理由があります)。 政党は「民意」を言い訳に使うのではなく、与えられた責任の中で自分たちが描く社会を実現すべく、有権者を説得するというのが役目でしょう。日本はよく選挙が行われます。3年に一度は参院選があり、最低でも4年に1度は衆院選があります。さらに統一地方選や知事選もあります。それを一つ一つ「最新の民意」として右往左往するのでは、政治が混乱するばかりです。 民主党が惨敗した最大の理由は、いろいろな場面で国民を説得するという作業を怠ってきたこと、そして自民党がこれから何年か政権を担当するなかで最も重要なことは国民を説得することです。外交、原発、普天間、TPP、教育、憲法、安全保障、成長戦略、財政、少子化対策、年金・医療、意見が対立する問題はいろいろあります(私がこの順番で大事だと思っているわけではありません)。政策を選択するとき、なぜその選択をするのかという議論をきちんとして欲しいと思います。そういった地道な努力こそが、日本という国を育てていくものだと考えます。1週間、ありがとうございました。【藤田議長 過去の円卓会議より】・<号外!>日本を前進させる政党、選びましたか?・「安倍首相」に期待しますか?・そろそろ自民党に戻りますか?・総理にしたい人、いますか?・野田新首相。期待していますか?
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