働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3268 開催期間 2013年11月08日- 05月09日
特定秘密保護法案については興味を持っておられる方が圧倒的に多数であることがよく分かりました。しかしマスメディアについてはずいぶんと辛口ですね。そんなに信用をなくしているということでしょうか。メディアで働いたことがある人間として少し淋しい気もします。 気を取り直して……本来、メディアは物事を生で伝えるものではないと思います。そこに記者がいて、その目を通して物事をみるのがメディアです。いいメディアとは読者や視聴者に物事の見方を提示してくれるメディアのことでしょう。それが正しいのではなく、一つの見方なのです。ですから複数のメディアを見ることがとても重要です。 それはともかく、特定秘密保護法案は、とにかく最終的に公開するということがセットでなければならないと思います。それが指定するときの慎重さや思慮深さを保証することになるからです。秘密のままだと権力を握る人々は傲慢にもなります。 国家の秘密は必ず公開されなければならない。それは情報は国民のものであり、政府は国民の負託を受けているのだから最終的には国民の審判を受けなければなりません。それだけではなく、情報のもつ大きな意味の一つは、そこから得られる教訓なのです。原発事故対策で記録を取っていなかった官邸は、その記録から得られたであろうさまざまな教訓のチャンスをふいにしたということです。これは歴史的な怠慢なのです。その記録の一つにもちろん特定秘密も含まれると思います。 私たちは、もっと国家の情報に気を配る必要があると思います。各省庁のサイトはあれでいいのか、もっと公開すべき情報があるのではないか。そのあたりに私たち国民がより敏感になってこそ、特定秘密の運用に政府も慎重になるでしょう。1週間、どうもありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・東京五輪、日本のプレゼンスは上がりますか?・参院選、あなたの期待通りですか?・アベノミクス、まだ期待できますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.