働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3295 開催期間 2014年05月30日- 06月06日
1週間に渡って議論してきた円卓会議も最終回です。今回のテーマ「自宅で、しっかり声を出していますか?」に対して40%を超す方がYesで、声に対する関心が高いと確認することが出来ました。Noの投稿の中にも展開を深めるご意見が多く、有意義な会議になりました。毎回、様々な投稿を寄せていただき、ありがとうございました。 声は、コミュニケーションの基本であり、声を出すと元気になれたり前向きに考えることができるなど、声は精神面でも大事な役割を果たしているのです。 「声は自分の心と身体の状態を教えてくれるバロメータ―」「声には意志が表れる」「声はセルフマネージメント」などみなさんの投稿にも、声と心との関係を裏付けるコメントが紹介され、声の重要性が浸透していると実感できました。 声のエネルギーは呼吸です。呼吸と心は深く結び付いているため、ゆったりと腹式呼吸をすると気持ちが落ち着き、緊張が解けリラックスするのに役立ちます。思い切り声を出すと気持ちが穏やかになり、気分が沈んでいるときも、声を出すと気持ちが晴れやかになるのです。 日ごろ、会話が少なく声を出す機会があまりない方こそ、声を出すことを心がけてください。ペットでもお花でもいのです。野菜でも果物でも生物ならOK。相手に向かってちゃんと声をかけてみましょう。「今日も頑張るぞ~」「気持ちがいい青空ですよ」「きれいですね」何気ない会話でいいのです。一日の意気込みでも、感想でも相手に気持ちを伝えてみてください。相手に伝えようと意識することで生きた声が出るのです。 声を出すといっても大きければいいわけではありません。その場に応じた声であること、相手にとって心地よく聞きたくなる声を出すことが大事です。怒鳴る、騒がしい、耳触りな声、力んで喉を絞めざらざらした声は、あまり聞きたくないですよね。お子さんを怒る時のがなり声は、耳に栓をしてしまうので、ほとんど聞き入れられません。相手を考えない、威圧的で押しつけがましい声も好ましくありません。 発声する側も楽で、響きのある快適な声は、聞きたくなり、会話の内容もすんなり耳に入ってきます。逆にうるさい声、キンキン甲高い声、ざらつきのある不快な声は、抵抗があり聞く気にならないものです。響きがあり、音そのものが明瞭で美しい発音なら、ボリュームが大きくなくても、声に広がりがあり心地よく耳に入るので、内容も理解しやすいのです。 相手が聞きやすい声は、心に響き意志疎通も上手くいきます。コミュニケーションを円滑にするには、快適で美しい声を出すこと。声を出すには、声を出す機会を多くすること。気持ちよく発声、心地よい声が耳に届きます。 コミュニケーション、会話で相互理解を深めるために、自分の声を見直し、声の準備を心がけてみませんか。相手に伝わる声、心地よい声を出すように意識してくださいね。★菅家議長は「講演者総合養成講座」でも声や表情トレーニングの講師として活躍されています。→聴き手の心をつかむ「講演者総合養成講座」
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