働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3312 開催期間 2014年10月03日- 10月10日
従軍慰安婦の報道を巡る検証をきっかけに、朝日新聞に対する批判が轟々と起きています。「済州島で慰安婦狩りをした」という吉田清治という人の証言が偽りだったと朝日は32年経って認め、記事を取り消しました。検証記事を論評した池上彰さんのコラムを不掲載したことや、福島の原発事故を語った「吉田調書」のスクープ記事の表現などで木村伊量社長が謝罪の記者会見に追い込まれました。 「朝日はウソを書く新聞」「日本と日本人を貶める反日メディア」などと非難が上がり、「廃刊」を求める声が上がっています。「朝日新聞 買わず 読まず 読まさず」というキャンペーンも始まりました。 朝日新聞は、日本を代表するメディアとされてきました。今回の誤報や不手際をどう考えればいいのか。論点はいろいろあると思います。 一つは朝日の報道姿勢。報道には誤報がつきまとい、ウソをいう証言者もいます。取材では、推理と思い込みは紙一重です。リスクを排除し、誤報した場合の対処の仕方や、論調を決める編集体制はどうあればいいのか。 二つ目が、慰安婦問題に象徴される歴史認識や原発再稼働を巡る思潮の激突がこの問題の背景あること。 三つ目は、インターネットに情報があふれる時代になり新聞・TV・雑誌といった既存媒体に頼らなくても生活できる時代になった。メディア状況は激変しています。 そんな中で、今回の「朝日問題」は、私たちに何を問いかけているのでしょうか。 私は、定年まで40年近く朝日新聞で記者をしていました。社を離れたとはいえ当事者側に身を置いています。議長にふさわしいか悩みました。しかし、メディアで沸騰する論議が「メディア業界」や「運動の当事者」の視点がほとんどで、一般の読者や庶民の視点が見えにくいように思います。 イー・ウーマン円卓会議は貴重な場だと感じました。皆さんの意見をじっくり聞き、議長として一緒に考えたいと思います。問いかけは「朝日新聞は、廃刊にしたほうがいいですか?」です。YES ・NOでお答えください。貴方のお考えを、ぜひ投稿してください。★山田議長の過去の円卓会議より・安倍首相の外交、支持しますか?・TPP参加、成果は期待できると思いますか?・沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?
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