働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3332 開催期間 2015年03月06日- 03月13日
東日本大震災は、それぞれにさまざまな教訓を与えてくれたようですね。「家族との連絡の取り方、避難場所の確認、非常用の食料備蓄についての再確認」(kyoko004)というのは大事ですね。我が家では、「災害用伝言ダイヤル171」を覚えたのと、下水処理などに困ったという話から使ったあとのお風呂の水を抜かないようにしました。 「備えあっても憂いあり」(SallyChan)というのもいい警句ですね。万全を期していたはずの原発は壊れ、万里の長城と呼ばれた田老の堤防も今回の津波は防げなかったのですから、想定外も想定内だと考えて、被害を最小限にとどめる二の矢、三の矢を考えておくことでしょう。気になるのは、津波は防ぐことよりも逃げることを考えるべきだと言われながらも、いつのまにか巨大な防潮堤が張り巡らされつつあることです。誤解や過信が生まれなければいいのですが。 「人は信じたいものしか信じない」(violet-m)のも事実ですね。私の見聞きした範囲で言うと、福島から去った人は、危険だという情報を大事にしますが、残った人は、大丈夫だという情報を強調する傾向があります。情報の質を問う「情報リテラシー」が必要ですが、それでもこの問題で、真実を得るのは難しく、最後は、どの人の言説を信ずるか、という選択になるような気がします。 一瞬にして世界は変わる。被災地の多くの人々が抱いたことでしょう。だから、「大切なものを軸に生きる」(akabanana)という思いを強くした人も多いのでしょう。「人生はカネじゃないよ」という言葉も被災地でよく聞きます。それでは、「大切なもの」とは何か、人それぞれでしょうが、生きている人への愛、亡くなった人への愛を、私はいちばんに思います。 私が得た教訓は、「天は自ら助くる人を助く」で、自力復興を模索する人のところに、結局はいろいろな支援が来たように思います。政府頼みで、自助の精神がなければ、被災地の復興は遠のくばかりだと思います。 さて、いろいろな教訓を得て、みなさんは、次に自分の身近で起きる大震災で、生き延びる自信がつきましたか。とはいっても、不安の種は尽きないと思います。自宅でも職場でも自分の周りを見渡して、そして日本全体を見て、最後に残る不安は何でしょうか、考えてみてください。★高成田議長の過去の円卓会議より・東北の復興支援、続けていますか?・最近の世界経済、気にしていますか?・原発の汚染水問題、理解していますか?
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