働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3366 開催期間 2015年10月23日- 10月30日
お久しぶりです、佐々木かをりです。 今週は、私たちの働き方について、考えていきたいと思います。 まず皆さんは、「規制改革会議」をご存知ですか?生活の豊かさや経済成長の阻害要因となっている規制を改革するため、内閣府設置法に基づいて開催されている会議で、安倍総理に任命された民間議員が15名で議論し、提案し、改革しています。私も委員の1人です。 主要テーマは、ワーキング・グループに分かれ、それぞれの委員が2つずつ担当し、改革を深めています。 たとえば今期は「健康・医療ワーキング・グループ」「雇用ワーキング・グループ」「農業ワーキング・グループ」「投資促進等ワーキング・グループ」「地域活性化ワーキング・グループ」に分かれていて、毎年6月に総理に答申する、という日程で動いています。 ワーキング・グループ以外のテーマも幅広く受けています。「規制改革会議ホットライン」という窓口があり、どの分野でも、また小さな案件でも改革への希望を受け付けており、いただいた提案について調べて回答を公開しています。 2013年3月22日~2015年9月10日の間に受け付けた3,568件のうち、規制改革に関係がないと思われるものを除いた2,010件について所管省庁に対し検討要請をしていて、内1,9349件の内容も公開しています。 私は、「健康・医療ワーキング・グループ」「雇用ワーキング・グループ」に属していますので、保育園関連の改革、医薬分業などもありますが、とくに雇用ワーキングでは、座長代理という役職で、雇用改革に取り組んでいます。 その雇用のメインテーマが「多様な働き方への改革」です。 私の視点は、企業がよりいい人材を確保するために、つまり同時に、働き手がより健康に、安全に働けるように、環境を整備すること、また、もっと自由に力を伸ばし、成果を上げることに意欲のもてる仕組みづくり、良い会社を選ぶことができる環境づくりなどができないかと思っています。それらを、大きなくくりで「多様な働き方改革」と呼んでいます。 2013年にこの「働く人の円卓会議」で議論した、労働時間と給与の関係「労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか?」では、89%がノーと応えました。これも大変興味深く、働く女性の9割が、成果で給与が欲しいといっていることになります。今の労働基準法により、給与が労働時間によって支払われるという仕組みを改革する必要性がある、とも読むことができますので、この労働時間規制からの解放があるのかどうかも、今週再度考えたいと思います。 先週、イー・ウーマンピアの方だけにおこなった「仕事での旧姓使用について」も、意見があれば、ディスカッションしたいと思います。 まず、本日から日曜日までの円卓会議1日目は、自由にお答え下さい。今の働き方で、法律によって不便を感じていること、こんな条件だったらもっと働けるのに、こういう環境なら転職や就職がしやすいのに、こんなふうなことを認めてくれたらもっと成果が出せるのに…など、働く上での不便や法律、社則の疑問、提案を、お寄せ下さい。 多様な働き方への改革。あなたは、変えて欲しい法律ありますか? 多様な視点での議論、楽しみにしています。★佐々木議長の過去の円卓会議より・労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか?・この20年間、働くことへの意識変化、ありましたか?・「多様な働き方改革」に興味ありますか?
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