働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3378 開催期間 2016年02月05日- 02月12日
たくさんの投稿をありがとうございます。 cheetanさんの具体例、わかりやすいですね。単純な男女の人数だけでなく、「男女の働き方の違い」がわかる情報。「営業部では外勤は男性、内勤は女性。調達部のバイヤーは男性で女性はアシスタントです。取締役秘書は、兼務も含めすべて女性」は衝撃的です。 私が大学生の頃、1社、就職説明会に行ったことを思い出しました。就職人気ランキングトップ3に入っていたその企業は女子大生を集めて「我が社は女性を活躍させる」と言ったのです。でもホールで見せられたビデオは、女子社員だけ制服。男性はスーツ。男性が立ちあがりながら電話で何か熱心に交渉している、その隣に、制服女子がメモを渡しているというモノでした。私は、最終面接まで行きましたが、このビデオの影響が大きく、辞退。既に大学生のアルバイトとして男女格差なく仕事をしていた私には、あまりに不自然に見えたのです。 それでも入社する人はたくさんいるのですから、ビデオを見せたことは「情報開示」としてとてもいいことだったと思います。会社はそれぞれの考え方や社風があるのですから、堂々とそれを見せて、その環境を選ぶ人を集めればいい、ということだと思います。 それら開示される情報を、マカロン71さんの提案のように、自社HPで公開、ということもあるでしょうし、一部は、emi☆さんの「第三者機関で比較公表」、銀木犀さんの「NPOが行うか厚労省のHPに載せる」ということも考えられるのでしょう。第三者機関で公表するものは、法律に則っているかを含めて数値で表せるような情報の一部であり、自社のWEBで公表するものは、もう少しその会社をわかってもらうような空気感、職場の雰囲気を伝えるもの、可能性を見せるもの、となるのでしょうか。 ちょうど転職活動中という、るんちんさんが、職場の雰囲気について投稿くださいました。トイレで会話を聞く、のは素晴らしい! エレベータや廊下など、様子が分かるシーンはいろいろありますね。おれんじ78さんの「一般の社員」のストーリーを知りたい、というのも同じ視点でしょう。ただ、これはルール化するのは難しいですね。十人十色。従業員の人柄や、その日の精神状態などによっても違うでしょうし、一般とは何か?という問題がある。採用する側は、成果を上げる人を採用したいのですから、常に上を見て欲しいとも願っているはず。従業員を大事にしている指標とは、どのようにしたら、数値化、またはストーリー化できるでしょうか。 ですから、n.danさんご提案の「学生のように会社の体験や見学ができたりするシステム」は重要だと考えます。私自身も、大人のインターン、または、就職前アルバイトなどができたらいいのに、と思うのです。 私の会社はいつも求人をしており、今も毎日採用試験等をしていますが、試験と面接だけでなく、もし、採用テストの一貫として3日でも1週間でも仕事をしてもらえたらいいのに、と思うことは多々あります。応募者が知りたい「会社の雰囲気」もわかってもらえるし、会社側も、求職者のスキル等がわかるので、この制度を導入できたら、とくに小さな会社だと転職のミスマッチは少なくなるのでは、と思います。大人のインターン、どうでしょう。 ただ転職前の情報に関しては、DiamondBarさんの「転職者に出世の道があるのかないのか」に、つきる気がしています。「管理職に占めるプロパー社員の割合」で、その会社の自由度は確かにわかる。取締役に転職者がいるのか、ということでもすぐにわかりますね。 また、szkmtkさんの研修についても、同様です。「数少ない中途採用者は各人毎に調整しており不透明」。転職者に研修があるのか等も、会社の様子を知ることができます。 このようなミスマッチを少なくするために、香港から、もはよしえさん、の投稿が届きました。「人材紹介会社を通すことが多く、ミスマッチが少ない」というご指摘。人材紹介会社は、本当にその企業を熟知しているのか。ここも課題ですね。親身になって、自社のことを学習して人材を紹介してくれる紹介会社がとても少ないと,私自身日々実感しています。人材紹介会社の教育等も大切かもしれません。 いろいろな情報がありますが、マカロン71さんのように、まず、「企業が、自社HPにて、望むスキルや仕事内容をかなり具体的に」は、本丸ですね。どんな仕事ができる人を望んでいるのかということを明確にすること。これが何より大切です。では、どのくらい具体的に、どのような表現で、これを伝えたらいいのでしょう。どのように評価しましょう。 いくら情報開示しても、その時の上司や会社の状態によっても違ってくるのですから、働き手としては、ゆみ子さんの言う通り、「どう折り合いをつけていくか」「誰しもが労働環境作りのパイオニアであることが大切」は、私も100%同感です。 私は、「働くこと=貢献すること」だという考えで仕事をしてきています。ですからもし私自身が新しい仕事を引き受けるのなら、知りたいことは、自分への期待や、どんな可能性があるのか、ということです。つまり貢献し続ける準備のある自分を、どのくらい活用してもらえる環境なのかということ。アパート探しではないのですから、条件ばかり確認して「いい環境」を選ぶのではダメで、選んだ時点でスタートで、あとは課題があっても、自分の貢献をする、毎日成果を出す、ということが働き手のつとめです。 そもそも「いい環境」というのは、何なのでしょうか。海外で「仕事のできない人を抱え続ける日本企業には魅力がない」と、優秀な外国人人材は転職していってしまうという現実をみました。「いい環境」とは何でしょう。私は「自分が最高に貢献出来る環境」だと思いますが、そのために知っておく必要がある情報って何なのでしょう。 次回、金曜日サイトアップが最後の円卓会議です。転職前に知りたい情報について、具体的に、どんなことをどんな方法で知りたいか。または、今つとめている自分の会社のこんないい点を宣伝できたらいい人が集まるのではないかと思っている点があれば、それも教えてください。いい会社って、なんでしょうか。そして、転職活動中の不便や疑問もあればお寄せください。 たくさんの視点、おまちしています。<参考リンク>◆多様な働き方への改革。変えて欲しい法律ありますか? ◆労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか? ◆「多様な働き方改革」に興味ありますか? ◆この20年間、働くことへの意識変化、ありましたか? ◆規制改革会議「公開ディスカッション」について →一般傍聴申し込み◆規制改革ホットライン
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