働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3378 開催期間 2016年02月05日- 02月12日
本日もたくさんの具体例、ありがとうございました。 めぐっちさんの「制度が整っている」ことは、たしかに重要ですね。その、どの制度を公表してもらうのか。さらに「社員が使えているかどうか」をどう公表するのか。企業側はいい情報を自主的に発表することで人が集まりますから、どんどん公開した方がいいのでしょうね。 banana5さんの数々の具体例も感謝です。その中の「外国人や転職者の比率」は、役職や階級別にでていると、どのくらいオープンな会社かわかりますね。そして「実際に話を聞く機会」。anastasiayanoさんも「実際のオフィスを見る」と書かれていますが、やはり重要ですね。昨日までの議論ででてきた、大人のインターンと類似している考え方だと思います。 つまり、就職活動中に、いくつかの企業でインターンをする、アルバイトをする、または見学をする。社員食堂がある企業だったら、社員食堂を3回まで解放、なんてしたらどうでしょう。「入社前に、社員食堂をお試しください」と書いてある企業があったら、食堂やメニューがいいということでなく、「どの社員の話も聞いてください」ということになり、働く人たちの志さえ見える、いい案かもしれません。 szkmtkさんの「詳細な職務記述書(ジョブディスクリプション)」は、そのとおりですが「詳細」といっても全ては書けないですから、どのように書くかは熟考しなくてはなりませんね。 「書いてないから、しない」という従業員がでてくるのも問題です。たとえば、ある程度のジョブディスクリプションに加えて、もろりんさんのご提案の「評価基準や評価方法」を一緒に説明できたら、どうでしょう。仕事の上でどんな点が重要なのかが見えてきそうですね。そもそも、働き手も、社則を事前に読んでから入社、というのはどうでしょう。内定前に読んで、理解して、合意して署名してからその企業の入社試験を受ける。互いにルールが明確だといいのでしょう。 「働きやすい」とは、自分が貢献し続けられる場所、つまり、毎日成果を出せることだと思います。規制改革という視点で考えると、就職や転職をスムーズにしていくために、企業がどんな情報を開示したらいいのか、どんな職場環境を提供するのか、ということですし、働き手個人にとっては、自分に与えられた環境で、どれだけ成果を出せるのか、ということでしょう。 3日目の会議の際に「誰でもパイオニアであること」とゆみ子さんが投稿されているように、仕事は人がつくるものですから、毎日環境は変化するでしょう。経営側に様々要求することの一方で、働き手も、自らを律して、人々の中で自分がどれだけ毎日成果を出しているのかを厳しく見つめ行動する必要があると思います。スイスからのLindenの投稿にもあるように、企業側に情報公開をもとめるだけでなく、これからは、求職者の情報開示も重要になるでしょう。 真打ちさんは「あなたにとって、何が良い環境だと考えますか、の問いを社員に投げかけた結果を知りたい」との投稿。これは各企業がすぐに始められるように思います。本質であり、一番の情報かもしれません。 私が委員をつとめる、内閣府・規制改革会議では、2016年2月22日(月)に、「就職、転職前の情報は十分か ~良い職場選びのために~」というテーマで「公開ディスカッション」をします。インターネット中継もありますし、会場に一般傍聴席もあります。 どうしたら貢献できる職場を選べるのか。どう改善したら転職をスムーズにする仕組みづくりができるのか。改革していきたいと思います。今週,皆さんからお寄せ頂いた数々の提案もご紹介させていただきたいと思います。ぜひ当日もご参加ください。1週間、ありがとうございました。<参考リンク>◆多様な働き方への改革。変えて欲しい法律ありますか? ◆労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか? ◆「多様な働き方改革」に興味ありますか? ◆この20年間、働くことへの意識変化、ありましたか? ◆規制改革会議「公開ディスカッション」について →一般傍聴申し込み◆規制改革ホットライン
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