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会議番号:3379 開催期間 2016年02月12日- 02月19日
皆様、こんにちは。経済アナリストの田嶋智太郎です。 ご存知の通り、このほど日銀は初の「マイナス金利政策」の導入に政策の舵を切りました。正確には「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」と呼ぶそうですが、マイナスなのに「金利付き」というのは少々奇妙な感じもします。そもそも「金利がマイナス」とは一体どういうことなのか? まったく新たな政策の導入で私たちの日々の生活や将来に何か悪い影響が及ぶのではないか? いろいろ不安や心配があるかもしれません。 実際に「マイナス金利」が導入されるのは2月16日からとなりますが、すでに定期預金の金利が引き下げられたり一部の保険商品の保険料が引き上げられたりするなどという話題が世間を賑わしています。メガバンクのなかには、一部の預金者を対象に「預金預かり料」のようなものを徴収する方針を掲げるところも現れ、もしかしたら私たち個人の預金にもいずれ手数料が課せられるようになるのではないかなどと、勘ぐってしまう人がいても無理はありません。 日銀がマイナス金利政策の導入を発表した後、ほどなく円高・ドル安や日本株安などが一段と進行したことも大いに気がかりですね。円高や株安の一因がマイナス金利導入にあるのだとしたら、それはそれで立派な悪影響であるとも言えます。本来は円高や株安の進行を阻止するために導入された政策であるはずなのに、実際はまったく逆の展開になってしまっているわけで、そこには何かもっと深刻な問題が潜んでいるのではないかと心配にもなります。 さて、皆様はいかがでしょう。皆さまの生活にとって、何かマイナス金利導入の影響はありますか。 「すぐに影響が現れるわけではないかもしれないが、将来的には影響する」とお考えの方もおられるかもしれません。「当然、悪い面ばかりではなくて、良いところもありますよ」などといったお考え、ご意見などもあればどしどしお寄せいただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。★田嶋議長の過去の円卓会議より・最近の金融市場の動きに関心ありますか?・あなたの生活、景気が良くなってきましたか?・金(ゴールド)、持っていますか?
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