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会議番号:3466 開催期間 2017年10月27日- 11月03日
みなさま、3日目も沢山のご意見、ありがとうございました。 うさぎとねこさん、のりぴょんさん、ユリイカさん、かすがさん、他、多数の皆さんのご意見と同じように、国は、安全でかつ確実な免疫応答のあるもの、つまり、有効性の高いワクチンを積極的に選択しています。この状況ですと、将来的には、安全性は変わらなくても、有効性の高いアジュバントや製剤を有しPatentを保持している海外メーカーのワクチン輸入量が急激に増加する可能性は高いと思います。 護送船団方式で国内のワクチン産業を守りつづけるのか、もしくは、国内のワクチン産業よりも、高価であっても安全で有効性の高い海外のワクチンを採用するのか、引き続き議論は必要です。私的な意見では、自国生産ワクチンが足りず、輸入もされず…といった自国民を守れなくなる危機のリスクヘッジとしては、真打ちさんやなかじさんのような国内産業重視の意見になってしまうかもしれません。 例年、インフルエンザワクチンの有効性は、世界各国の研究機関や論文が報告されますが、米国CDCでは、各シーズン毎の有効性を開示しています。通常、インフルエンザワクチンの有効率は40~50%前後です。 (※この40~50%という意味は、ワクチン接種をせずにインフルエンザに罹患したヒト100人のうち、仮にあらかじめ全員がワクチンを接種していれば、40~50人の発症が予防できたという統計学的な結果です。) しかし、一方で、2014~2015年シーズンでは、点鼻生ワクチンの小児への有効性が低く、全体での有効率は19%でした。 このように、ワクチンの有効性は、シーズンによっても大きく変わり、さらに、ワクチンの接種方法(皮下接種か点鼻か)によっても大きく変わります。 (※国内のワクチンは皮下接種のみです) えこりんさんの意見でありましたように、インフルエンザワクチンの確実な効果、ということは現在のワクチン製造技術では無理だと思います。インフルエンザに限らず、有効性の高い生ワクチンの代表である水痘ワクチンでも、難しいです。本来、お金を払い痛い思いをするのであれば、その結果、確実な感染予防を手に入れたいという気持ちは理解できます。 かすがさんは、universal基準でワクチンの有効性評価をしてほしいという意見です。各国によりワクチン製造に使用するウイルスも不活化する方法もワクチンのたんぱく質含有量も違うので、一概には有効性を横並びにはできませんが、何か、統一規格のようなもので、評価する方法があると、そのメーカーのadvantageが世界的に評価されると思います。 ワクチンの安全性や有効性を説明する報告は、一般的には、かかりつけ医、テレビニュースそして新聞などに依るかと思いますが、みなさんは、どのように情報を積極的に収集していますか?前回の議論でも述べましたが、ワクチン接種を「する」「しない」は、皆さんのお考えで良いと思いますが、その議論の情報源については、しっかりとした根拠に基づく必要があります。もしくは、あくまで積極的に情報を収集しない場合、何か理由はありますか? インフルエンザワクチンを受ける方(YES)、受けない方(NO)、どちらも是非、色々な意見を下さい。★田村議長の過去の円卓会議より・RSウイルス、知っていますか?・アニサキスやサルモネラ菌など、食中毒の予防。実践していますか?・ノロウイルス感染症に備えていますか?
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