イー・ウーマン（ewoman）

責任は総理夫妻に（abbyi・神奈川県・40）

これまでの決裁書やその改ざんの経緯からみて、総理夫人から指示までには及ばない示唆が合ったのは明らかだと思います。示唆を受けた財務省としては、値下げに関し忖度せざるを得なかったと思います。そもそも、総理夫人は選挙を経ていないので、本来であれば示唆すらできる立場にないところを越権した訳ですから、それを律することのできなかった夫君の総理本人にも責任はあると思います。

この場合説明責任は個人に属する（三上・愛知県・38）

森友学園問題は追求する必要がある、という前提に立って述べます。事実を述べる責任は、その当事者たる個人または組織が負うものです。夫人は組織の一員として行動したのではないのだから、当然その説明責任は本人が負わねばならないと思います。ただし本人に説明責任を果たす能力がない場合に限り、第三者(夫)が代理で責任を負う場合も有り得ると思います。

名誉職の責任（知世kh・大阪府・40）

「総理夫人」という肩書きで名誉職を依頼され、50件以上引き受けていたという事実。私は、申し出があったとしてもそれを受けるというのはいかがなものかと思います。総理大臣ではないのですから。安倍総理は「妻は公人ではない、私人だ」と答弁しておられました。ならば、私人なのに「総理夫人」という肩書きで名誉職を引き受けるのはいかがなものか。持ち上げてもらって正直嬉しかったのだと思います。しかし引き受けたならば途中で投げ出さず、責任を全うする必要があると思います。

業務上の被害は職場に責任あり（pagi・東京都・54）

財務省職員の自殺の報道を見たとき、ついに被害者が出てしまったかと思いました。過去にも大きな政治案件が起きたときに自殺者が出たことはあったわけですから、この事件が連日トップニュースになるような事態に至った時点で、こうした被害が出ることは予見できたと言って良いと思います。

自分の立場をわきまえて、謙虚に（ayaPa・神奈川県・42）

首相夫人は、実際には何の権力もありません。夫の「七光り」で特別待遇される傾向にあることを自覚し、謙虚過ぎるほどにふるまってほしい。自分と首相である夫は切り分けて考えてほしいと思います。「良い話ですから進めてください。」と指示できる立場ではありません。また、常識的な感覚を身に着けてほしいと思います。教育勅語はその評価が分かれ、論争になるもの。子どもの教育勅語の音読に、違和感を覚えず、感激の涙をする感覚は、常識的とは言えないと私は思います。

売却価格（nch・神奈川県・56）

元をたどれば売却価格は正当だったのかという論点だったはず。「責任は誰か」の追及の前に、売却価格の正当性を判断することで責任の所在が明らかになるように思えます。そのために、そこに関わった方々は情報を包み隠さず説明する責任はあるはずです。今後における土地売却の指標にもなります。

能力以上の活動に対する慎重さ（kyoko004・神奈川県・41）

不勉強だったため証人喚問とは何かを調べ、憲法に記載された国政に関する調査する権利と理解しました。それであれば、今回の事案に関する首相夫人の関与度合いから、証人喚問は必要なことだと考えます。首相夫人はいつもこれ程表舞台に出て活動されていたでしょうか。活動を否定する気はありませんが、あくまで「夫人」の肩書き。自分の能力以上の活動に対する慎重さは必要だなと、感じさせられました。

見たくありません（note・東京都・38）

首相夫人としての影響力に無自覚のまま、校長や複数の団体の名誉職を引き受け、自身の言動に責任を取れないのであれば、首相自身が説明責任を負い、しかるべき対応をとってほしいと思います。大統領ではないので直接自分が選んだわけではありませんが、自国のリーダーである首相の夫人が国会で証人喚問を受ける姿は見たくありません。

喚問は無意味では（Ａ６Ｍ２・愛知県・61）

首相夫人におもねるところがあって、財務省が不当な国有財産の払い下げをしたのか否かが、この事件の全てではないでしょうか。私は権限のない首相夫人の喚問を行っても無意味だと思いますので、反対です。自殺された職員は、財務省としての責任が自分一人に押し付けられる苦しさから追い詰められたのであって、首相夫人を守るためではないと思います。首相夫人は軽率な言動が問題だと思います。立場上、控えめであることが必要だと思います。

自由に行動することも認める（blueberry53・大阪府・61）

今回の件は政権を倒すための国会での追及に終始し、また、犯罪捜査に似た証人喚問という行為に国民の目が行き過ぎていると私は思います。特に、関わっていないことを証明しろという無理難題は人々の関心を高めても無意味な議論しか生みません。また、首相夫人も犯罪性があるのであれば当局で取り調べされるでしょう。首相夫人は公人であるという意見には、公人だからと勝手な倫理観を押し付けにならないか心配です。女性活用を進める首相が自らの妻の行動を制約することが正しいとは思えません。

野党のネタでしかない（いまいくん・埼玉県・55）

森友問題は、政権を担う気も能力もないダメ野党が政権の足を引っ張るネタでしか無いと考えています。議員の妻であれば、夫の人気や票につながる名誉職を引き受けるのもやむを得ないでしょうし、名誉職なんてそれ以上でもそれ以下のものでもないでしょう。これはあくまでも財務省内のことで、首相夫人の証人喚問は不要だと思います。

夫人の責任については意見が割れました。喚問賛成ではabbyiさんが「律することが出来なかった夫君」の責任を指摘し、三上さんは「説明責任は本人が負わねばならない」と本人責任を重視します。喚問反対では、noteさんが「影響力に無自覚のまま、名誉職を引き受け、自身の言動に責任を取れないのであれば、首相自身が説明責任を負い、しかるべき対応をとってほしい」と首相の責任を、いまいくんは「議員の妻であれば、夫の人気や票につながる名誉職を引き受けるのもやむを得ない。名誉職なんてそれ以上でもそれ以下のものでもない」と責任は財務省にあるとしています。
 
「夫人」ってなんだろう。首相夫人、大使夫人、社長夫人。太陽の光を受けて輝く月のようなものでしょうか。仮に安倍さんの奥さんが、田中真紀子さんや野田聖子さんのような人だったら、世間はもっと厳しかったのではないか。昭恵さんには「分かってない感」が漂っていて、夫の説明責任が問題になっているような気もします。
 
「夫人」て「夫」のおまけ？　日本の女性の地位がこの問題に投影されているように思いました。
 
一方で、「財務省の責任」は重い。首相夫人が登場しようと、上司の指示があろうと「できません」と言えばよかった。「安値では売れません」「改竄などできません」ときっぱり言える公務員であってほしい。
 
不正が明らかになると「信じられない」というコメントが出ます。本当にそうでしょうか。「あってはならないこと」だけど「よくあること」ではないだろうか。
 
不正は財務省だけの問題ですか。防衛庁で「日報」がまた見つかった。大企業では粉飾決算や製品の品質偽装があちこちで起きている。
 
「できません」というとどうなるか。正義を通したことで立場が悪くなった人を、私はたくさん知っています。
 
「できませんと言えばいい」というのは簡単です。多くの人はそれができないから問題が起きている。人事や上司との関係を気にする「気弱な男性」は、長いものには巻かれろ、になりがちです。
 
財務省や東芝を非難するのは簡単です。毅然たる態度を取れないこの社会で暮らす、「私たちの責任」をどう考えたらいいのか。役所や会社はそんなもの、でいいのでしょうか。ダメなら、どこから手を付ければいいのか。そんなことを考えながら、首相夫人の喚問問題を注目しています。
 
あなたは昭恵さんを国会に呼ぶことに賛成（YES）ですか、反対（NO）ですか。
「夫人」とは何だろう。我々にも責任があるのか、など含めてあなたの投稿をお待ちしています。


＊イー・ウーマン編集担当より
円卓会議の投稿のルール「I statement（「〜べき」は使わない、など）」を守り、
「国民は〜」などではなく、自分の考えに限定して投稿してください。
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「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。
「I statement」とは、こちらをお読みください。


★山田議長の過去の円卓会議より
・8月。戦争について何か考えましたか？
・加計学園の獣医学部。「総理のご意向」が働いたと思いますか？
・米大統領選。この選び方、いいと思いますか？

• 2018.04.04
• 山田厚史 ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員