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会議番号:3488 開催期間 2018年03月30日- 04月06日
首相夫人の証人喚問は必要か、というテーマで一週間おつきあい頂き、ありがとうございました。概ね「2対1」で、約7割が国会に来て証言をしてもらいたい、ということでした。 多くの人が、「首相夫人」として昭恵さんが行ったことを、本人が国会で、正直に語ることを期待していることが分かりました。 「毅然とした態度で真実を語ったならば、夫のおまけではない「夫人」の在り方を示せるのでは」(いぬいるかさん)、「昭恵夫人ではなく「安倍昭恵」さんが真実を話す場として、証人喚問を求めたい」(unagiさん) などの意見に現れているのは、「一人の大人としての責任」です。ファーストレディーなどと呼ばれ、象徴的な立場にある女性に「独り立ち」する姿を求めています。 「家庭内野党」などと昭恵さんが囃されていたのも、「夫のおまけ」ではないことへの期待感だったのではないでしょうか。 今回の騒動を、夫人の責任と切り離して考えることを求める意見が少なからずありました。「夫人にこだわる必要性は全くない」というまうやんさんに代表される意見です。「財務省の責任」という主張もありました。 責任を語る時、大事なことは「どんな事実があったのか」ということです。国会に招致された籠池理事長が「昭恵さんの関与」を証言している。ならば本人がどう説明するか、多くの人が聞きたいと思っています。与党・野党の問題ではなく、事実を明らかにしたい有権者の期待でしょう。 「いつまでこんなことをやっているのか」 と多くの人はウンザリです。しかし、きちんと処理せず、物事をあいまいにしたまま、「もう飽きた」と放り出すことでいいのか。 「責任を取る」ということには二つの意味があります。安倍首相は「妻や私が関与していたら、首相や国会議員を辞める」と言いました。罪を認め罰を受けることが「責任をとる」というとらえ方です。不祥事を起こした会社のトップが辞めるのはその典型です。 もう一つの責任の取り方が「事実を明らかにして再発を防ぐ」というやり方です。 世の中にとって大事なことは後者です。 「責任をとって辞める」より「真実を正直に語る」ことは、ずっと大変なことで、勇気がいることではないでしょうか。 毅然と非を語れる人を世の中は評価するでしょう。人は過ちを犯します。素直に認め、糧にできるか。個人や社会の成熟度を示すモノサシはここにあるように私は思います。★山田議長の過去の円卓会議より・8月。戦争について何か考えましたか?・加計学園の獣医学部。「総理のご意向」が働いたと思いますか?・米大統領選。この選び方、いいと思いますか?
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