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会議番号:3498 開催期間 2018年06月08日- 06月15日
目いっぱいに友好を演出した二人がどこまで互いを信用しているか、分かりません。たった一度の首脳会談ですべてが氷解するわけはないでしょう。米朝首脳会談の「危うさ」は山のようにあります。ですが敵対していた2国が固い握手を交わし、未来の平和を約束したことは大きな前進です。核もミサイルも拉致事件も、『敵対』から生まれました。 「蚊帳の外」とされる日本が朝鮮半島の平和に積極的に関与できるとすれば、これからです。拉致問題を巡る交渉や経済協力など話し合われるでしょうが、外交は政府だけで出来るものではありません。国民が何を願い、どんなことを恐れているか、世論が外交に反映します。 「見たくないことは見ない」という習性がヒトにはあるようです。朝鮮半島と日本は、そんな間柄ではないでしょうか。不幸な歴史から生まれた互いの「嫌悪感情」をどう克服するか。近代の日本が抱えてきた課題と、真剣に向き合う時がきた、と思います。 「一番の問題点は隣国の反日教育」(いまいくんさん) 「ナショナリズムが高まり、反日運動へとつながりそうな気が」(DiamondBarさん) 「それぞれの国の文化?状況で一向に穏やかにならない」(やっちゃん24さん) など厳しい見方にはそれなりの理がありますが、どちらかといえば日本は加害者であることは否定できません。そして私たちが生きている時代は「歴史のひとコマ」です。 ダッチロールとかダッチワイフという英語ありますよね。ダッチとはオランダ人のこと。海洋覇権を争った英国人がオランダに複雑な感情を抱いていた痕跡が言葉に残っています。 今ではEUを率いるフランスとドイツですが、何百年も戦争を繰り返してきました。 北朝鮮は金一族に忠誠を誓い、批判は許されず、人権なんてあったものではない。「異様な国」に見えますが、戦前・戦中の日本はどうだったのでしょう。天皇は現人神(あらひとがみ)でした。 他国への感情は歴史の産物であり、新しい歴史を創ることで、また変わります。 近隣だから仲がいい、ということはない。隣りあわせだからトラブルが絶えないということがよくある。いっそのことアメリカの近くに引っ越す、ということもできません。 争っているより仲良くする方が、気持ちがいい。相手を見下して溜飲を下げたところで負のエネルギーが溜まるばかりです。 「戦争や過去の歴史は関係なく、今や未来を生きるものとして自分が接して感じる想いを大切に向き合っていきたいです」という29歳の2kishir0さんのような若い人に期待したいと思いました。 頂いた投稿、どれも率直で、意見をきちんと述べようとする姿勢が感じられました。考えに違いはあって当然です。大事なのは、自分と違う意見に耳を傾け、相手の立場や考えに思いをはせること。国と国の関係も同じだと思いませんか。一週間、ありがとうございました。★関連テーマもお読みください・平昌五輪。朝鮮半島の平和と安定につながりますか? [議長]高成田享・北朝鮮の弾道ミサイル発射、脅威を感じていますか? [議長]磐村和哉★山田議長の過去の円卓会議より・「首相夫人」の証人喚問、必要だと思いますか?・8月。戦争について何か考えましたか?・加計学園の獣医学部。「総理のご意向」が働いたと思いますか?
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