働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3522 開催期間 2018年11月23日- 11月30日
さて、いよいよ最終日のコメントとなりました。前回は「関心のない人、諦めている人にも関心を持ってもらうためには?」という投げかけをさせていただきました。 「教育」という新しい視点の意見が届きました。 「子どもの時から、互いの意見を尊重する姿勢を」(月のしずくさん) 「学校教育の現場で、自ら問題を考えるきっかけに」(黒船さん) やはり教育は大事ですよね? 学校でもハラスメントはありますし、部活などのスポーツの場でもあります。「中学校の先生のいうことに逆らえない。皆あきらめている」という状況を聞き、子どもでも「おかしいことはおかしい」ときちんと言える世の中になってほしいと思いました。 また関心のない人向けに「テレビCMで社会全体に問題提起」(真打ちさん)というご意見もありました。CMで「テレビ番組の違法アップロード」について俳優を起用したCMをやっていることが例になっていました。テレビCMはやはり訴求力がありますので、わかりやすいCMをつくることで「関心がない人」にも、「あ、これって違法なんだ」「やってはいけないんだ」と知らせることができる。そういえば今やっている「ハラスメントゲーム」という会社のコンプライアンス部を舞台にしたドラマは、かなりのハラスメント知識がつくものでしたね。 テレビは実はハラスメントの温床になりやすい。番組の中でも先輩お笑い芸人による、後輩への「いじめ」が番組そのものになっていることがあります。その「お笑い」は番組の中では成立しても、学校などの場で再生産されると「いじめ」になります。法律になると映像表現などに対しての「抑止力になる」ので、効果はあります。 また会社だけでなく社会全体のハラスメントを防ぐために「企業内、市町村、教育現場で第三者委員会を」(にしひがしさん)という意見もありました。 すでに第三者視点を活用している企業もあります。会社専用の「オンブズマン」がいて、毒裏中立な立場で、専門家が助言してくれます。 NOでは、 「「ハラスメント防止士」という資格など、新しい発想で」(blueberry53さん)という意見がありました。認知症への理解などのように誰もが学べる場があるといいですね。 「法整備で本音の部分が変わるでしょうか?」(himikさん)という声への答えが、今回の皆さんの投稿に表れているように思いました。 本来法律は守られるものですが、例えば「労働時間」のように遵法意識が低いものもありました。急に企業が「残業の時間は何時まで」というようになったのは、4月から「法的強制力をもった罰則付きの残業上限がはいる」ことになったからです。今までは「大臣告示」というレベルのもので、法的強制力はありませんでした。 法律に格上げになることで、意識は格段にあがります。「残業は当たり前」から「なくそうとすれば減るもの」になりました。 世の中には建前と本音がありますが、今は「建前」の整備すらされていない日本です。アメリカもたくさんのmetooで揺れていますが、いざmetooをするとなると、建前の整備はあるので「法律で争う」ことができ、また多額の賠償金があります。だからこそ、企業や個人は気をつける。日本はまだ建前の整備すらない状況です。法律を作るのはまずは建前の整備の一歩だと思うのです。 たくさんの議論ありがとうございました。今後も情報発信ししていきますので、ぜひWetooサイトをご覧くださいね。★白河議長の過去の円卓会議より・セクハラをなくす良い方法、ありますか?・セクハラを会社に報告したこと、ありますか?・あなたの会社の働き方改革、うまくいっていますか?
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