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会議番号:3558 開催期間 2019年08月23日- 08月30日
昨年の働く人の円卓会議で、「結婚に恋愛感情不可欠ですか」という問いかけをさせていただきました。多くの方に投稿いただき、賛成65%、反対35%という結果でした。ありがとうございました。今度は、結婚そのものについての問いかけです。 一昔前までは、「結婚」は必要不可欠なイベントとみなされてきました。戦後に限っても、結婚しなければ経済生活、情緒生活の両面で支障をきたしました。 経済的にみれば、女性は経済的に自立することが難しい時代だったので、結婚は経済的に生活するために不可欠と思われていました。男性も長時間労働で、家事をやってくれる人がいないと不都合でした。何より、子どもをもつためには、結婚は当然とみなされていました。情緒生活の上でも、結婚しなければ性関係はもてないし、好きな人と一緒に過ごすことはしにくかったです。 今、男女共同参画が進み、社会規範も変化しています。結婚しなければ手に入らないものはだんだんなくなってきました。女性も仕事を続けて経済的に自立することが当たり前になってきました。共働きが一般化している今、男性が家事をやってもらえるために結婚すると言っても無理になってきています。日本ではまだ少数ですが、結婚せずに子どもをもつ人は欧米でも多数派になりつつあります。 また情緒生活でも、結婚しなくても、性関係を持てるし、好きな人と一緒に楽しい時間を過ごすことは可能です。愛情を永遠のものにするために結婚したと思っても、三組に一組は離婚する時代です。だったら結婚せずに別れた方がよかったのにと思うケースもあります。 客観的に見れば、結婚する必要性は確実に薄れています。それでも、日本では、私が婚活という言葉を作ったように、とにかく結婚したいというエネルギーは落ちていないように思えます。 ここであえて問います。「結婚することは必要でしょうか?」★山田議長の過去の円卓会議より・結婚に恋愛感情は不可欠ですか?・自治体の婚活支援、賛成ですか?・レンタルフレンド、使ってみたいですか?★山田議長の近著をご紹介します!『結婚不要社会』 (朝日新書)
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