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会議番号:3596 開催期間 2020年05月29日- 06月05日
いろいろ誤算の多いマイナンバーカードですが、皆さんはお持ちですか。未だに国民の20%にも満たない人しか持っていないようです。本来、これが90%を超えるぐらい普及して口座も登録されていれば、給付金の支払いもはるかにスムーズに行っていたと思います。ただ全国の各自治体の態勢が整っているかどうかは別問題ですが(あくまでも各自治体がやる作業なので)。 さて政府は、これに懲りてか、マイナンバーカードと口座番号を紐付けしたい考えと報道されています。検察庁法のようになんだかドタバタの隙間を縫って、という感じがしないでもないですが、これについてはどう考えればよいでしょう。私は、本来、マイナンバーカードで所得を捕捉するだけでなく健康保険証や運転免許証もそこに統合されるほうがいいと考えています。 それはともかく、経済の大幅な落ち込み(この4〜6月期はマイナス30%)が予想されている以上、大規模な景気対策は避けられないでしょう。すでにEUは総額で7500億ユーロ(約89兆円)の基金を創設することを決めました。その他の支援策と合わせると総額で1兆8500億ユーロ(約220兆円)にもなります。 この資金でとくに新型コロナウイルスで大きな打撃を受けたスペインやイタリアなどを中心に雇用の維持、企業の資金繰り支援などをする計画です。日本の第2次補正も企業への支援や雇用の維持が中心になります。第1次のような個人への給付金は必要ならば予備費から支出されることになるのかもしれません。 ただ問題は、これだけの支出をした後、その後始末をどうするのかということです。国債発行で資金を調達するわけですが、これで国債の発行残高は1000兆円を超えます。これだけの借金を抱えて、果たして日本が将来的に安定した社会を築けるのか。これはかなりの疑問です。blueberry53さんの言われるように、私たちが復興特別税のような形で長期にわたり負担しなければならないでしょう。 さて皆さんに伺います。東京アラートが出ました。思ったよりも早く第二波、第三波が来る可能性も否定できません。そうするとまた経済対策を積み上げねばならなくなるでしょう。後始末はますます難しくなります。でもまったく対策をしないわけにもいきません。皆さんがもし政策を決める立場にいたら、どうお考えになりますか。
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