働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3610 開催期間 2020年09月18日- 09月25日
皆さん、こんにちは。ICT市場の調査・コンサルティング会社、MM総研の所長を務めております関口和一です。今週も皆さんとデジタル分野の新たなテーマについて議論していきたいと思います。 さて、今回のテーマはスマートフォン決済です。政府のキャッシュレス推進政策を受け、従来のクレジットカードや電子マネーに加え、スマホ決済が急速に広がりました。なかでも最もユーザーを増やしたのが「PayPay」です。政府はさらにキャッシュレス決済とマイナンバーを紐づけた「マイナポイント」制度を導入、マイナンバーカードの普及にもつなげようとしています。 そんな中、降ってわいたのが「ドコモ口座」などの銀行不正引き出し問題です。ドコモ口座はもともと「ドコモ ケータイ送金」と呼ばれたドコモユーザー間の送金サービスです。銀行口座に紐づけることで、銀行から引き出したお金をドコモ口座にいったんプールし、それをネットショップや携帯電話料金の支払い、ユーザー間の送金などに使えるというサービスです。 今回起きたのは、銀行口座の保有者が知らない間に第三者がドコモ口座を勝手に紐づけ、銀行からお金を引き出してしまったという問題です。被害に遭ったのは、ゆうちょ銀行や地方銀行などで、銀行側の本人認証システムが必ずしも十分ではなかったことが狙われました。ドコモは当初、このサービスをドコモの携帯電話ユーザーに提供していましたが、キャッシュレス競争の中でそれを他社のユーザーにも開放し、しかも銀行口座番号とIDやパスワード設定だけで紐づけられるようにしたことがトラブルの原因となりました。 スマホ決済は画面のバーコードをお店のスキャナーで読んだり、スマホのカメラでお店のバーコードを読んだりするだけで決済ができ、とても便利なツールです。一方、バーコードは様々な目的に使われるため、中国などでは偽物のバーコードを読まされ、お金を盗まれてしまうといった問題も起きました。 そこで本日の皆さんへの質問ですが、皆さんはスマホ決済に不安を感じたことはありますか。イエス、ノーでお答えいただき、その理由や状況などをご説明いただければと思います。ドコモ口座など今回の問題に関するご意見やご感想なども合わせていただければ幸いです。では今週も皆さんとのディスカッションを楽しみにしております。たくさんのご投稿をお待ちしております。★関口議長の過去の円卓会議より・キャッシュレス。実践していますか?・GAFAの個人情報収集、気になりますか?・フィンテックって知ってますか?
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