働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3726 開催期間 2023年10月13日- 10月27日
投票の状況はほぼ変わらず、YESが約9割となっています。今回もたくさんの投稿をありがとうございます。 10代のお子さんが3人いるというおれんじ78さんからは、「子どもたちもニュースで見て変なルールだねと言っており、取り下げにほっとしていました。」という投稿が届きました。「親がいないときに何かあると近所の親しい大人に相談するというような行動も見てきたので、守るというより助けられてきたようにも感じます。」とのご意見。周囲に親以外の頼れる大人がいることは、本当に心強いですね。 議長が住んでいる地域では、小学校の下校時間になると「地域の方は見守りをお願いします」というアナウンスが流れます。 もちろん子どもを危険から守るという視点は重要ですが、親だけが守るというのではなく、地域の方の温かい目で守っていくという視点はとても重要だと思っています。 その他、海外の取り組みを取り入れてほしいという声もありました。 「ぜひ日本に取り入れて欲しいと思ったカナダの取組が2つある」(ゆりえってぃさん)は、「中学生が13歳になると講習に参加し、ベビーシッターとして認定・登録され、近所の子育てを手伝う制度」があると紹介くださいました。 日本ではファミリーサポートという地域の助け合いをベースとした有償ボランティアの制度がありますが、カナダのベビーシッターの認定制度などの取り組みも参考になりますね。 「フィンランドのネウボラのように、親に制限をかけるのではなく、親を支える社会であってほしい」(IZUMIさん)という意見もありました。ネウボラは相談の場と言う意味。ネウボラおばさんとも呼ばれていますが、妊娠、出産から子育てまで家族を継続的に支援する育児支援サービスのことです。 ミュウチャさんは「現状では親が全ての責任を負い、かつ働きながら子どもに関わる生活はできません」としたうえで、「川崎市の子ども夢パークのように具現化された形で子どもの自由と権利が保障され、ちゃんと子どもの声を聞くしくみがあり、かつ北欧諸国のように働く子育て世代への無償サポートもあるならば」と投稿くださいました。 また、NOの投稿ですが「3年、5年というマイルストーンを作り、自治体を中心に社会で子育てをサポートし、子どもの命を守る体制を同時に作っていくことが重要」(DiamondBarさん)という意見も届きました。 今回の埼玉県「虐待禁止条例改正案」はかなり唐突な印象を受けましたが、国が出している虐待防止策も、個別の対処療法的なものも多くある印象です。 養育者や子どもたちの意見も聞きながら、そもそもどのように虐待をなくしていくのかという長期的な目標を立てること。そしてそこに向かっていくのだと国としてしっかり意思表示し、その周知をしっかりして、国民も納得し協力しながらそのような社会を実現していくということが必要なのではないでしょうか。 11月は虐待防止推進月間です。 今までは厚生労働省が所轄でしたが、今年からこども家庭庁の管轄となり、「こどもまんなか月間」の中の「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」期間と定められています。この期間内に、国や自治体などで虐待防止のキャンペーンや講演会なども行われます。 ぜひみなさんも当事者意識を持って参加いただき、虐待防止について考えていただけたらと思っています。 ★高祖議長が基調講演で登壇します! 2023年11月23日(木・祝)オンライン同時開催【こどもの虐待防止推進全国フォーラムwithおかやま】★高祖議長の過去の円卓会議より・こども家庭庁、期待しますか?・児童虐待、過去最多。通告、ためらいますか?・部活での暴力。防ぐ方法、ありますか?
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