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会議番号:3734 開催期間 2024年01月26日- 02月01日
岸田首相は施政方針演説で、「派閥を解消して政策集団にする」と述べましたが、「そう言われても、というのが正直な感じ」(シンゴパパさん)というのが多くの国民の感想だと思います。それよりも、「裏金を作るよう指示したのは誰か、裏金は何に使われたのか、など実態を明らかにすることが先決」(レッズさん)だからです。 政策を議論するなら、「党がコントロールして勉強会や作業部会を運営すればいい」(DiamondBarさん)ことであって、このまま派閥を政策集団に変えても、「まるで言葉遊び」(unagiさん)にすぎません。「政策集団としていっそうがんばる」という麻生氏の発言を聞いていると、このおじさんの発言は美しいとはとても言えませんね。 自民党内でもいろいろな意見があるなかで、「政策実現に向けた派閥は、健全に育成する方がより良い政策議論を行うことに繋がる」(blueberry53さん)という意見もあります。首相は政策集団を「お金と人事から完全に決別する」と宣言しましたが、それ自体、これまでの派閥=政策集団がお金と人事の得るための手段であったと、語るに落ちています。政策集団の健全育成の道は険しい道のりです。 政策集団を残すなら、お金と切り離す仕組みだけでなく、議員が複数の政策集団に属するのを認めるなどの方策も必要だと思います。「外部の委員を就けての定期的に見直す」(真打ちさん)もいい提言だと思います。「政策集団から派閥に戻らない仕組みづくり」(Nori Sanさん)も重要ですね。 官房機密費など使途の公開されない資金が政府にはあるように、政党も国を運営する政治の構成員と考えれば、「国を運営する政治としては(不透明な資金)は必要」(Nori Sanさん)という意見はあると思います。安全保障などの情報が必要なのは政府だけでなく政党もそうで、そこに不透明な資金が必要なこともあるからです。ただ、どんな正当な資金でも、不透明な資金は腐敗するのが常です。不足する出張費を補うためなどに役所の部署が「隠し口座」を持ったものの、いつのまにか遊興費の財布になった、なんて例もありました。 「自民党をぶっ壊す」と言って、2001年に総裁=首相になったのが小泉純一郎氏でした。自民党の派閥が崩れるなかで、次の焦点は「政局」ではないでしょうか。岸田首相が辞職すると、自民党内から国民受けする若手や女性の議員が総裁選で選ばれる、といったシナリオも描けそうです。みなさんは、どんな「政局」を期待しますか。予測や占いではありませんから、あってほしい姿も含めて議論しましょう。ご意見をお待ちします。
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