働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3734 開催期間 2024年01月26日- 02月01日
「裏金」という言葉には拒絶反応が起きそうなので、「不透明な資金」と幅を広げて、必要性を問いましたが、NOという答えが圧倒的でした。だいたい派閥全体でも、政治家個人でも、金額が大きすぎます。政治家の金銭感覚は「生活者の目線」(「きたさん」さん)からかけ離れています。どうせ、「裏金で高級車を購入されたり、豪遊されたり」(ちゅまさん)とだれもが考えてしまいますし、「政治家さんたちの高そうなスーツを見るたびに白々した気分になる」(shoshoさん)というのももっともです。 そもそも裏金は何に使われたのか。私は、地方議員に渡す「陣中見舞い」を不透明な資金として例示しましたが、「その行き先も明らかにし、地元のために活用されているかまで示してほしい」(もろりんさん)というのは当然です。地元議員に出すお金が半端じゃない、という話は与党ではなく野党議員の政策秘書だった人から取材したのですが、地方議員の政治資金の透明化も絶対に必要です。 「活動の中でやむを得ず必要となる部分があるのか」(Tohkoさん)、議論してほしいですし、そこで「納得できる説明のものであれば必要なお金として使ってよい」(blueberry53さん)という意見もあります。しかし、それなら、「裏金」にする必要はないとも言えます。「結局、政党といいながら根っこではお金(と利権)でつながっているだけ」(DiamondBarさん)と、不信感は募るばかりです。 検察は、政治資金規正法での立件の基準を3000万円としたようですが、「3000万円未満なら罪を問わないなんて」(レッズさん)と、政治不信の矛先は検察にも向かいます。検察審査会で「起訴相当」として裁判に持ち込み、そこであらためて裏金の使途を明らかにしてほしいところです。 国会の責務は、政治資金規正法を改正して、罰則を強化したり、連座制など責任の範囲を政治家に広げたりすることで、「裏金作りのハードルが低い」(シンゴパパさん)現状を打破することです。政党から政治家個人に渡される「政策活動費」が使途公開の義務なし、なんて信じられません。個人的には、名前も「規正法」ではなく「規制法」に変えてほしいと思います。 裏金を禁じる法律も必要ですが、「政治家に融通をきかせるための「習慣」や「見返り」をやめる」(Mioさん)も大事です。政治家に頼むには、ともかくお金を出さなければ、という政治意識を私たちが変えなければ、「政治とカネ」の問題は改善しません。「会社間での接待などの慣習もずいぶん変わりました」(shoshoさん)ということなら、意識改革で政治が変わる可能性はあります。市民のために働いた議員に報いるには、「カネ」ではなく「票」という政治にすることが健全な民主主義でしょう。 「派閥を解消すれば済む事ですか?」(「しろえちゃん」さん)の問いには、みんなで「済むはずがない」と唱和しましょう。そのうえで、自民党内は、派閥の解消をめぐって右往左往しているようなので、「派閥を解消して、政策集団にする」という考えについて議論してみましょう。「政治に“裏金”(不透明な資金)は必要だと思いますか?」というテーマにYES、NOで投票し、ご意見をお寄せください。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.