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会議番号:3734 開催期間 2024年01月26日- 12月06日
自民党の派閥パーティーの収入をめぐる「裏金問題」で、東京地検特捜部は議員3人を政治資金規正法違反で立件するだけで、捜査を終結させようとしています。自民党は、事件を受けてつくった「政治刷新本部」の中間取りまとめを承認しましたが、不透明な政治資金の流れを断つための政治資金規正法の改正については、「必要な法整備を行う」としただけで、具体的な内容に踏み込みませんでした。 政治資金の透明化はずっと叫ばれてきましたが、パーティー券収入については、安倍派などが恒常的に一部を「裏金」にしていました。中間取りまとめでは言及されませんでしたが、政党が政治家個人に渡す「政策活動費」については、その使途の公開が義務付けられず、不透明な政治資金の温床になっています。 収入源や使途が明確でない不透明な政治資金を「裏金」とすれば、政治は裏金の上に成り立っているといえる惨状です。「表金」にできない理由はいろいろありそうですが、派閥の幹部が派閥の議員に流したり、それぞれの議員が地方議員に渡したりする「陣中見舞い」や「モチ代」などが大きいようです。元議員の女性は「地元の有力者に挨拶に行ったら、応援してもらいたかったら、(お金を)持ってこいよ」と言われたとテレビで語っていました。 今回の問題は、ともすれば派閥の解消問題に矮小化されそうですが、問題の本質は「政治とカネ」です。だから、「政治に“裏金”(不透明な資金)は必要だと思いますか?」と題して、議論をしてみたいと思います。みなさんの投票とともに、ご意見をお待ちします。
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