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会議番号:3737 開催期間 2024年02月16日- 02月23日
みなさん、会議最終日に向けて多くの投稿、ありがとうございました。 体調不良をおこしやすい方は、最終日までの投稿結果は、18%でしたね。世間の状況と大きく異なり、イー・ウーマンピアの皆さんはご自身の体調管理にしっかりと気を使い実践できています。素晴らしいです! 今回お伝えしたいのは、空気感染・飛沫感染対策としての空気清浄機についてです。国内外のたくさんのメーカーから、特殊機能の付いたさまざまな清浄機が販売されています。しょこさんや、DiamondBarさんは、プラズマクラスター機能のあるものをご使用ですね。Nekosaurusさんは、ご自宅建造時に空気循環システムをつけられたようですね。 この特殊機能と感染対策の有用性ついては、仙台医療センター ウイルスセンターの西村秀一先生が、とても興味深い研究報告をされています。 <日本感染症学会雑誌 第85巻 第5 号 p. 537-539> この研究の概略は以下の通りです。 ウイルスセンター研究室内に、日本の生活環境に合わせた空間(室内の広さ、空気の流れ、照明など)を作り、その部屋にインフルエンザウイルスを空中に散布します。そして、空気清浄機を用いた場合、時間経過とともに空気中の感染性のあるウイルス量がどの程度減少していくのか、を測定しました。もちろん、空気清浄機を使わない状況でも測定しました。自然減衰率として。 その結果、特殊機能は、あまり効果がないようでした。 一方で、空気清浄機のフィルターをHEPAフィルターに変えて、空気をそのフィルターに多く通過させるほど、空気中の感染性のあるウイルス量は減少することが明らかになりました。 西村先生は考察に以下のような結論を導き出しました。 「特殊機能のついたものではなく、①機能は単純なものでも ②HEPAフィルターを装着し、③空気をたくさんフィルターに通過させれば、空間のインフルエンザウイルスは感染対策ができる」と。 病院の外来や、処方箋薬局の受付など、さまざまな方が出入りする場所で、インフルエンザやSARS-CoV-2の感染対策として空気清浄機を使用するのであれば、HEPAフィルターを用いた単純機能の清浄機を多めに用意し(モーター音はうるさくなりますが)、たくさんの空気をろ過すると、空気感染や飛沫感染のリスクは大きく減らすことはできます。 この対策は、真打ちさんの考えに近いです。フィルター機能をしっかりと使っていくと。すでに、付加機能を使用されているしょこさんや、DiamonsBarさんは、あらたなものを購入する必要はなく、DIYやネット通販で購入できるHEPAフィルターを購入し、装着すれば、効果は劇的にあがります。nekosaurusさんも、空気循環システムのフィルターを確認することをお勧めします。 HEPAフィルターは、特殊なもの、高価なものではなく、一般的に、お店でも、ネットでも購入することができます。 シンゴパパさんは、どこまでウイルスに効果があるのか、懸念があるようでしたが、少し、情報整理ができましたか? 今回の円卓会議は、感染症による体調不良という身近なテーマを取り上げ、多くの投票・投稿をいただきました。1週間ありがとうございました。★田村議長の過去の円卓会議より・コロナと共存。もうインフルエンザと同じ対応で良い?(2022年7月実施)・日本版CDC創設。期待しますか?(2022年6月実施)・地域の感染症情報、気にしていますか?
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