働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3742 開催期間 2024年03月22日- 12月20日
みなさま、こんにちは。電通ダイバーシティ・ラボの中川紗佑里です。一昨年の「『パートナーシップ宣誓制度』で企業に求められる対応、ご存知ですか?」ぶりに、議長を務めさせていただきます。 つい先日、婚姻の平等を求める一連の訴訟で、初めての二審判決が出ました。ニュースなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか? 「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、法律上の性別が同じカップルが結婚できないことは憲法違反であるという司法判断を求める一連の訴訟です。「同性婚訴訟」とも呼ばれ、東京・大阪・札幌・名古屋・福岡の全国5ヶ所で6件の裁判が進行中です。 3月14日に札幌高裁が下したのは、違憲判決。札幌地裁、名古屋地裁に続き3件目です。直近の札幌高裁の判決は、「法の下の平等」を定めた憲法14条1項、「婚姻の自由」を定めた憲法24条1項、「家族の制度と個人の尊厳」を定めた24条2項の3つで明確に違憲であるとし、第一審の札幌地裁判決よりも踏み込んだ判決であると評価されています。 今年は名古屋、大阪、福岡でも控訴審が予定されており、同性婚のニュースを聞く機会も増えそうです。そんな中で、今回のテーマは「同性婚の法制化。あなたにデメリットはありますか?」です。 電通グループ「LGBTQ+調査2023」によると、「同性婚の法制化(婚姻の平等の実現)」に賛成の人は77.1%。日本の国民の大多数が、支持していることがわかります。 しかし、政治の場での本格的な議論は始まらず、ソーシャルメディアやニュースサイトのコメント欄で強い反対意見を目にするのも事実です。 同性婚の法制化。あなたにデメリットはありますか? これを読んでくださっている「あなた」は、一人ひとり違う価値観をもち、一人ひとり違う生き方をされていることかと思います。同性愛者の方も、異性愛者の方もいらっしゃることでしょうし、婚姻制度そのものに懐疑的であるという方もいらっしゃるかと思います。 それぞれのお立場で、同性婚の法制化が実現されることで、ご自身の暮らしに影響があるのか? あるとすれば、それはどんなものか? 考えていただきたいと思います。当事者にとっての影響はもちろん、社会全体にとっての影響についても、考えを巡らせていただけると嬉しいです。★中川議長の過去の円卓会議より・「パートナーシップ宣誓制度」で企業に求められる対応、ご存知ですか?★関連テーマ・あなたの街。LGBTの市民も住みやすいですか?・LGBTの課題への取り組み。企業の事例、知っていますか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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