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会議番号:3224 開催期間 2013年03月22日- 03月29日
経済は成長しなければならないのか。もし国民一人一人が「今の水準で満足」と思えるなら、GDPが大きくならなくてもいいのではないか。 成長するということはいくらかでもインフレを伴います。なぜなら成長するときには、基本的には国民の需要に対して供給が追いつかない状況が生まれるからです。足りない分を供給するために企業は設備投資をし、生産を増やします。 それに対して供給が需要を上回っている状態だと、基本的にモノの値段は下がります。この場合、需要を増やすようにする(たとえば政府が道路や橋などの公共投資をする)、減税によって消費を刺激することによって、需要と供給をバランスさせようとします。それでも足りなければ、モノの値段は継続的に下がっていくことになるでしょう。それがデフレです。 デフレはやはり経済にとってはまずい状況だと考えます。簡単に言えば、「明日安くなるモノを今日買うか」と問われれば、待てる場合は待つのが普通でしょう。つまり需要が小さくなるわけです。さらに、企業でも個人でも借金した場合、借金の負担が時間の経過に伴って大きくなります。デフレに伴って収入が少しずつ減る状況を考えてみてください。しかし借金の額はデフレに伴って減るわけではありません。 経済にとっては緩やかに成長し、物価も1%から2%ぐらいの範囲で上がっていくようなところが望ましいのだと思います。成長していけば、国の税収も「自然に」増えるでしょうし、物価が上がれば、借金の負担もその分だけ「目減り」します。 さて、黒田日銀で心配なのは、これだけ金融を緩和するのは「異常事態」なのですが、それをいつ、どのような形で止めるのか、ということについて世界でも「定見」がないことです。つまり世界の先進国は金融政策に関して「海図なき航海」をしているわけで、その先に何があるのか、よく分かっていないことも多いのです。 さて皆さんにお尋ねします。物価が上昇していくということになると、これまでのように現金資産がいちばん安全というわけにはいきません。だから株などの有価証券に投資する人が増えているのですが、政府や日銀の政策と自分の家計や資産との関係をどう考えておられますか。黒田新総裁に期待する「YES」の方、期待できない「NO」の方ともに、ご意見をお聞かせください。☆こちらもご覧ください〜藤田議長の過去の円卓会議より◆「安倍首相」に期待しますか?◆「民意」って「正しい」のでしょうか?◆日本を前進させる政党、選びましたか?
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