イー・ウーマン（ewoman）

東京都知事選が始まりました。いまのところ、マスコミの票読みでは、先頭を走るのが舛添元厚労相、それを追う細川護煕元首相という構図のようです。
 
今回の都知事選の特徴は、細川元首相が掲げる「脱原発」という旗印が果たして都知事の公約としてふさわしいのかどうかという点にあります。たしかに、東京都は東京電力の大株主でもあり、これまで原発のエネルギーを消費してきたのは東京を中心とする首都圏です。しかし自治体の首長を選ぶ選挙で、そのエネルギーを争点とすることに僕は違和感を覚えます。
 
東京はもっと大きな問題を抱えることが明らかです。これから高齢化が急速に進み、その人々の受け皿が足りなくなることは明白なのです。つまり老人の「介護難民」が発生します。舛添さんは厚労相経験者であるだけに、この問題にも触れています。それが「正しい政策」であるかどうかはもう少し吟味しなければなりませんが、少なくとも問題の一つがそこにあるというのは自治体の長として当然の発想だと思います。
 
国会議員を選ぶのと違って、首長選挙はまさに「自分たちのために」選ぶ選挙でもあると思います。さて、次の都知事に期待するものがあるとすれば、皆さんが期待するものは何ですか。それとも期待できないと思っておられる人も多いのでしょうか。皆さんのご意見をお聞かせください。

＊イー・ウーマン編集担当から
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★藤田議長の過去の円卓会議より
・東京五輪、日本のプレゼンスは上がりますか？（2013年9月）
・東京都による尖閣諸島買収構想に賛成ですか？（2012年4月）
・東京都に期待していますか？ （2011年4月）

• 2014.01.31
• 藤田正美 フリージャーナリスト、『ニューズウィーク日本版』元編集主幹