働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3288 開催期間 2014年04月11日- 04月18日
国家にとって最も大事なのは「主権」です。主権が侵されるという事態は、戦争にもつながる重大な事態です。日本はいま「領土紛争」を3件も抱えています。北方四島、竹島、そして尖閣諸島です(尖閣諸島は日本の実効支配下にあり、領土問題は存在しない、というのが政府の立場ですが)。 しかし、大規模な国境線の変更はそれほど多くはありません。戦争によってたとえ領土を拡大したとしても、国際社会から非難を浴びます。どの国の経済も相互依存のなかで成り立っているような世界ですから、国際社会でつまはじきされては経済を維持することが大変です(北朝鮮やキューバの例をみてもわかるでしょう)。 ところが2014年になって世界を仰天させる事件が起きました。ウクライナで親ロシアの政権が打倒され、親西欧の暫定政権ができると、ロシアがクリミア半島に「介入」し、とうとうウクライナの領土をロシアに併合してしまったのです。そしてこれに対して国際社会(たとえば国連)は有効な手立てを講じることができないでいます(ロシアが安全保障理事会という国連の最高意思決定機関の常任理事国で拒否権を持っているからです)。 欧米がロシアに対して制裁を実施していますが、実際のところ、ロシアにとってはあまり痛痒を感じないレベルでしかありません。世界は、これ以上、大きな紛争に発展しないとして株式市場なども一段落しましたが、もしロシアがウクライナ東部(やはりロシア系住民が多い)にまで手を伸ばすようだと、欧米もさらに制裁のハードルを上げざるをえなくなる可能性があります。 ウクライナそのものは日本から距離的に離れていますが、「力による国境線の変更」という意味では、いつか日本の上にも降ってくる問題かもしれません。あなたはウクライナ問題、気にしていますか? YESの方も、これまであまり気にしていなかったNOの方も、ウクライナ問題をどう考えたらいいのか、いろいろ議論をしましょう。★藤田議長の過去の円卓会議より・次の都知事に期待すること、ありますか?・特定秘密保護法案、興味ありますか?・東京五輪、日本のプレゼンスは上がりますか?
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