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会議番号:3326 開催期間 2015年01月23日- 01月30日
皆さま、こんにちは。婦人科医の鈴木美香です。 新年を迎え、あっという間に1カ月が経過しようとしています。今年はインフルエンザが猛威を振るっていますが、皆さまのご家庭・職場はいかがでしょうか。佐々木かをり議長の「健康管理のための毎日の習慣」についての円卓会議では、皆さんの健康意識がとても高く、様々な健康管理の知恵・習慣を学ばせていただきました。特に「健康管理は気づきと実行から始まります」という議長の言葉には「まさにその通り」と大きくうなずいてしまいました。 自分自身で感じる体調の良し悪しに対しては、毎日の習慣で対応できることも多いですが、一方で、どんなに健康管理をしっかり行っていても、どんなに元気で生活をしていても、知らぬ間に静かに進行してしまう病気があることも忘れてはいけません。その代表として、「がん」があります。進行すれば自覚症状がでてきますが、初期はほとんど自覚症状がありません。こればかりは、どんなに健康に自信があっても、検診を受けるしかないのです。 いまや、2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで亡くなる時代です。しかし、日本でのがん検診受診率はなかなか上がりません。国は、がん検診受診率50%を目指していますが、現状、女性においては、5つのがん検診(胃・肺・大腸・子宮頸部・乳房)の受診率は3~4割台、特に子宮頸がん検診・乳がん検診の受診率が低い傾向にあります。 そこで皆さんに質問です。過去1年、婦人科検診を受けましたか?男性の方は、過去1年間で、人間ドック・健康診断を受けたかどうかを、お答えください。 周囲が熱心にがん検診受診の重要性を説いても、最終的には「受けておくべきであるという気づき」を持ち、「受診するという実行」に移すのは、自分自身です。そして、受けることが習慣化すれば、受けるのは当たり前のこと、という思考に変化していきます。 検診を受けている方は、その行動を起こすに至った経緯を教えてください。受けていない方は、その理由を教えてください。そこに、今後の日本での検診受診率を増やすヒントがあるかもしれません。 皆さんのたくさんの投稿をお待ちしております。1週間、宜しくお願いします。 ※注:今回の円卓会議では、過去1年における婦人科検診受診の有無について皆さんにお伺いしておりますが、健康増進法第19条の2に基づく健康増進事業として市町村が実施する子宮頸がん検診では、20歳以上を対象とし、2年に1回の受診が推奨されています。★鈴木議長の過去の円卓会議より・婦人科系の体調管理。漢方を使ったことがありますか?・いきつけの婦人科、ありますか?・婦人科検診について情報交換できる友人がいますか?
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